保証人の皆様へfor guarantors

目次

親世代の就職活動とは大きく状況が変化しています。

保証人の皆様はおよそ20年~30年前に就活活動を行われた世代でしょうか。
ここ近年の20年間で学生を取り巻く環境は大きく変化しています。もちろん企業が求める能力や人物像は優先順位に若干の変化はあっても、大幅に変わることはありません。ただ、内定に至るまでの選考方法、過程や利用するツールは年々多種多様になっており、学生にとって、より準備と対策が必要となっています。

特にコロナ禍による社会環境の変化が、今までの就職活動の常識を一変させたと言っても過言ではありません。特に最大の変化と言えるのは全てにおいてオンライン化が進んだことです。求人情報は元より、説明会もオンラインが常識となりました。面接については最後まで全てオンライン、というところはまだ少数派ですが、1次・2次面接まではオンラインで済ませる企業も珍しくないところです。
そもそも企業側社員の働き方も、会社に出社せずに自宅で働く「在宅勤務」という働き方が定着しつつあり、採用する企業側も採用される学生側もそして支援する大学側にとってもこの急激な変化に順応していくことが求められているところです。

本学では小規模大学であるメリットを生かし、学生と近い立場の就職支援、きめ細かい支援等充実した支援を目指しております。学生が自らと向き合い、自らの力で進路を選択できるようになるためには、ご家族の方々のご協力も必要不可欠ですのでどうぞよろしくお願いいたします。

就職活動の為の大学生活ではありません。

近年、全国の大学の傾向として、低年次生からキャリア教育を行う大学が増えています。本学においても低年次からキャリア形成カリキュラムとして、正課の授業においてインターンシップをはじめ自らの力でキャリアデザインを描けるよう様々なプログラムを設定しています。
しかし、それは単に就職のノウハウを伝授し、就職予備校的なテクニックを磨くことを目的にしているわけではありません。人生100年時代を生き抜く為の長期的な視座と様々な困難を乗り越えるために必要な基本的スキル、所謂社会人基礎力と言われるものを習得し醸成することを目的としています。

進学にせよ就職にせよ、そこはまだ人生の通過点にしか過ぎず、これから始まる長い人生のスタートだと考えています。従って内定を得ることだけが目標の大学生活ではなく、最終的にどのような人生を目指すのかについて大学時代を通して考え、大学生活を充実させた延長線上に就活活動はあるものだと考えています。

学生時代にやっておくべきこと。

それは一重に何を目指すかによって大きく変わります。しかし大学入学時からその目標の定まっている学生はほとんどいないのが普通です。様々な経験や人との出会い、失敗を乗り越えて自らの内に秘められた能力や適性に目覚め、試行錯誤を繰り返しながら学生時代を過ごすのが理想と思われます。

企業であれ、公務員であれ、採用担当者が選考の過程で見極めたいことは、大学時代の過ごし方(成長過程)です。学生時代の所属サークルでの肩書や、華々しい活動成績でも、アルバイトでの特別な経験でもありません。むしろ大学時代の普段の学修活動や日常生活の中で、何を学び、何を考え、どんな工夫をしながら、どのように成長して来たのかが一番のポイントです。勉強、クラブ、留学、資格取得、アルバイト、ボランティア、寮生活等の極めて平凡な経験の中で、自らの言葉で、活動の目的、成長、工夫、努力があったのかを語り、明確な意図をもって貴方らしく積極的に活動をしてきたかどうかが問われています。

資格取得について

資格も闇雲に沢山あれば良いと言うものでもありません。
そもそも一般的には1つの資格取得までには短くても3か月、長いものであれば合格発表まで1年掛かるものもあります。また同じ資格でも最初は3級程度を取得し、徐々にランクを上げるタイプのものもあります。そういった意味では学生時代の4年間に取得出来る資格の数は物理的に限られてしまうところです。誰でもが短期間にとれる資格は、社会での評価もそれなりになってしまうので、しっかりとした計画性と目標、主体的な取得の動機が必要となっています。

まずは、どんな資格があるのか、難易度、勉強方法、経費について確認することから始めましょう。キャリアセンターでは資格取得に関する相談も行っています。

独りぼっち就活活動は危険です。

学生は保育園・幼稚園から大学まで次の進路を決める際には、学力と合格の可能性のデータが示され、ある程度選択肢が限られた範囲の中から、目標を定め、学力を基準とした選考試験を受け、上から順番に合格者が決まる、極めてはっきりとした単一基準のルールの中で進路を決定してきた経験しかありません。

ところが就職活動においては、筆記試験は採用基準の1要素にしか過ぎず、面接官個人の主観や価値観に大きく左右される面接試験が重要な判定要素にも関わらず、面接官が変わるたびに、重要視するポイントやゴールが変動し、極めて採用・不採用の基準が分かり辛いことから、不安に襲われ出口の見えない迷路を堂々巡りすることもしばしばです。
更に、日本国内だけでも企業数は350万社以上が存在しており、業種、業態、職種まで加味すると、ほぼ無限とも言える選択肢の中から、極めて限られた時間内で自分に向いている進路を探さなければならない厳しい現実があります。

最終的には就職活動は個人で行い、決断した結果に責任を負わなければならない孤独な活動ではありますが、その結果に至る過程においては様々な気づきを得るためには、共に学び、励ましあい切磋琢磨する仲間や、良きメンター(助言者・相談者)の存在が不可欠です。
キャリアセンターには国家資格キャリアコンサルタントの有資格者や経験豊富なスタッフが助言や相談にあたっています。自分の考え方や進むべき方向性の確認の為にもキャリアセンターを上手に頼りながら活用していただければ幸いです。

就職活動に役立つサイト

京都ノートルダム女子大学生のための就職情報ネット
‣https://shushoku.js88.com/hp/u/kndu/index.html

キャリア教育|京都ノートルダム女子大学 本体サイト
‣https://www.notredame.ac.jp/education/career

就職サポート|京都ノートルダム女子大学 本体サイト
‣https://www.notredame.ac.jp/education/career/support

MENU