大学院 人間文化研究科:生活福祉文化専攻
生活福祉文化専攻 【修士課程】

人々の生活の質向上とウェルビーイングの実現をサポートする人材へ
生活福祉文化専攻では、健康でゆたかな質の高い暮らしと自己実現のための理念と方策・技術を研究・修得します。本専攻には、生活を取り巻く諸問題について追究する「健康生活文化領域」と、家族、地域社会、社会システムのあり方を追究する「生活福祉領域」の2領域があります。こうした研究によって培われた深い専門知識とゆたかな洞察力、人権尊重の精神によって、人々の生活の質向上とウェルビーイングの実現を力強くサポートできる人材の育成をめざします。
めざす人材
生活と福祉を専門とする高度な専門職業人
- 生活関連企業の研究・開発職
- 福祉関連施設、医療機関の専門援助職
取得可能資格
- 教諭免許(中学校専修 家庭/高等学校専修 家庭・福祉)
修士論文題目
<健康生活文化領域>
- 米粉の粒度の違いによる食品への適合性
- 女子大生の骨発達におよぼす各種因子の影響と関連性
- 家庭でのうま味調味料の食経験が味覚におよぼす影響
<生活福祉領域>
- ソーシャルワーカーによる知的障がい者への自己決定支援
―自己決定支援の困難とその改善に向けて― - 子育て中の母親が保健師との支援において役に立ったと感じるプロセスについて
―子育て中の虐待危機における母親を中心に― - 看護の自律性 ―対人援助関係性からの解明―
カリキュラム
「健康生活文化領域」では、生活と健康を取り巻く諸問題について文化的側面や福祉の視点を重視しながら追究します。「生活福祉領域」では、人間の生活を支える家族、地域社会、社会システムのあり方を探究するとともに、個人、集団、地域を対象としたソーシャルワークの理論と実践について研究します。
専門科目
「生活」のあり方や、生活を追究する側面としての「福祉」や「健康」の問題を、歴史的、文化的背景と関連づけながら捉えるための基本的な考え方を学びます。それぞれの分野の専門的な研究のための科目です。
<健康生活文化領域>
- 研究方法論I
- 生活文化学特論
- 健康生活科学特論
- 食生活文化特論
- 高齢者食生活特論
- 食品学特論
- 健康生理学特論
- 生活環境学特論
- 生活デザイン論特論
- 食生活指導論特論
- 調理文化学特論
- 健康栄養学特論
- 地域居住学特論
- 衣生活学特論
- 老年健康学特論
- 日本伝統文化特論
<生活福祉領域>
- 研究方法論II
- ウェルビーイング研究特論
- ソーシャルワーク思想特論
- 地域生活支援特論
- 社会福祉運営管理特論
- 家族援助特論
- 子どもの健康福祉特論
- ソーシャルワーク特論
- ソーシャルワークスーパービジョン特論
- 対人援助特論
- 保健福祉行政特論
- ソーシャルワーク実習
- 家庭教育学特論
- 児童問題特論
- スピリチュアルケア特論
- ケアマネージメント特論
- 社会調査法特論
- 精神保健福祉特論
演習科目
院生各自が教員の指導のもとで、主体的に研究する科目です。
〈プロジェクト課題研究〉
領域に関わらず設定した課題解決のためにプロジェクトを組んで研究をおこないます。
- (例)
- とろみ剤としての米粉の利用性
- 育児サークルが担う役割についての考察
-A児童館の幼児と母親の集いに参加する母親および児童館職員への調査から- - 現場実習における実習生(看護・福祉・教育)の戸惑いとその変容プロセス
- 「居場所」の研究
- 終末期がん患者の居場所とは ~終末期がん患者が過ごす場である「家」と「病院」の意味~
- 子育て中の母親の「居場所」とは
- 精神障害者の「居場所」について
- 平安時代における婚姻儀礼と食
〈特別研究〉
修士論文を作成するため丁寧な個別指導が中心となります。
主な科目紹介
生活文化学特論
生活に関わる文化をヒトとモノ、コトとの相互関係の構築と捉え、それを歴史や風土、社会的背景から追究、解明することで、より良い生活のあり方を考えていくものです。
ウェルビーイング研究特論
自己実現と自立への援助という現代的な課題に対して、生活者の視点に立った福祉や地域社会のあり方を文化的側面から追究します。新しい市民社会を福祉文化の形成の観点で捉え、その意義や可能性を検討します。
健康生活科学特論
ヒトが健康な生活を送るための、日常生活に根ざした健康学を解説します。ヒトの健康状態についての基本的な知識を理解し、食品の安全性などの観点、ヒトが日常的に受ける外的要因を取り上げ、人体への影響を考察します。
生活デザイン論特論
生活デザインとは、衣食住の諸相や経営、その根底を支える生活思想や精神性、さらには家族や社会との関係性を含むその総体として人間生活を捉え、そのあり方を追究するものです。
ソーシャルワーク特論
ソーシャルワークの構成要素・実践過程、目標に関して考察します。さらにミクロ(直接援助)、メゾ、マクロ(間接援助)の各レベルにおけるソーシャルワーク実践の役割に関する特性を論じます。
対人援助特論
福祉・医療の対人援助専門職を対象として、対人援助の意味とその専門職性を明らかにします。キュア概念とケア概念、援助者の態度、対人援助関係性を現象学を用いて解明し、援助専門職の援助観を考察します。




