大学院概要


本学の大学院は、人間文化研究科、心理学研究科の2研究科から成ります。それぞれの研究科・専攻は、それぞれ固有の専門性と個別実践的技能の育成を使命として持っていますが、本学の大学院に共通する基本的姿勢は、研究・実践課題に対する各自の主体的取り組みとそれに裏打ちされたオリジナリティの涵養を重視する点にあります。オリジナリティは何の蓄積もないところから突如出現するものではありません。課題に対する不断の主体的な取り組みが基盤にあってはじめて可能となるものです。また、実践的技能がしっかりと根づいたものとするためには、幅広い視野と基礎的研究の着実な修得が必要です。本学大学院では、このような観点と指導理念に基づいて、周到に練られた履修計画に従って、一人ひとりの院生の研究実践活動の発展を念頭に置きながら、指導に取り組んでいます。
学問的研究は、本来、普遍的価値を持つものです。そのためには、院生自身が「国際的センス」を身につける必要があります。本学大学院は、世界に開かれた教育研究環境づくりに、積極的に取り組んでいます。2012年には創立10周年を迎え、さらなる研究と実践により、人類の文化の発展に寄与していきたいと考えます。
京都ノートルダム女子大学
学長 藪内 稔

本研究科は「応用英語」「人間文化」「生活福祉文化」の3専攻で構成され、その学問領域は、「英語による言語と表現」「東西文化の創造と継承」「生活学と福祉学の文化的融合」と表現されます。それぞれの学問領域が発展すると、「文化」という共通の大きな流れを形成しますが、本研究科ではその「文化」の理解をめざし、各学問分野独自の研究手法を身につけ、基礎を築きます。国際的な現代社会を読み解くためには英語の言語力や表現力が基本的なツールであり、より高度な英語力は、東西文化交流を読み解くための強力な手段にもなります。また、この東西の国々や地域で創造された芸術や文学は、人々によって継承されてきました。さらに、すべての人々が関わる生活と福祉を読み解くためには、“より良く生きる”といった生活の質を追求することが目標となり、それは文化的なアプローチによって達成されます。このように、3専攻に共通した「文化的側面」により、多様性に富んだ研究科として実践的な研究指導をおこなっています。修了後は学んだ知識や経験を活かして、現場で活躍できる高度職業人の育成をめざします。人間文化研究科では、自己実現への熱意と意欲のある方を期待しています。

2005年度より心理学研究科が設置され、学部から博士後期課程まで連続した心理学の教育を実施しています。心理学の理論的教育から実践的教育へ、また基盤的研究から応用的研究へと、学部から大学院まで多様なカリキュラムが有機的に配置され、学生は個々のニーズに合わせてその専門性や実践力を高めることができます。人のこころの基礎的なメカニズムを理解し、現代社会からの要請に応えようとする姿勢は、学部教育でも共通していますが、大学院にあってはその姿勢を具体的な行動や成果として実現させます。特に大学院博士前期課程の2専攻においては、各種実習等による実践的教育の場面で社会とのつながりがより密になり、そして博士後期課程では、実力ある心理学研究者の養成をめざします。本学の大学院教育にあたる教員の専門性は、認知心理学、発達心理学、社会心理学、人格心理学、教育心理学、教育学、臨床心理学、精神医学など多岐にわたっていますが、これらの多様な学問的背景のもと、科学的心理学の研究方法をふまえた修士論文指導および博士論文指導がおこなわれます。心理学を深く学ぼうという熱意と行動力のある方々が入学してこられることを期待しています。
昼夜開講制
社会人にも対応した環境で研究できます。
本学大学院は昼夜開講制です。1日のスケジュールに合わせて講義時間を選ぶことができるので、昼間働く社会人の方も通うことができます。また、図書館は夜の9時まで開館しています。
- 心理学研究科での資格取得については、昼間の受講が必要です。
- 人間文化専攻は、昼間の開講のみです。
- 昼間のみ、夜間のみ開講の科目もあります。
男女共学
学ぶ意思あるすべての男女を受け入れます。
本学大学院は男女共学です。本学卒業生はもちろん、他大学の卒業生や社会人の男女を積極的に受け入れ、高度な研究者を幅広く養成しています。



