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『学科だより 2006年夏号』

学科ニュース

人間文化学科の「オフィシャルサイト」が出来ました(2006.7.26完成、8月上旬公開)!

人間文化学科の「オフィシャルサイト」 http://www.notredame.ac.jp/ningen/index.htm
「オフィシャルサイト」では、人間文化学科で学べる学問内容をクイズ形式 で把握したり、学科の学生・教員のスナップ写真が見られます。 また、教員のコラムもある楽しいページです。

従来からある「オリジナルページ(http://www.notredame.ac.jp/hc/)」では、 引き続き、季刊の「学科だより」を中心に、学科の最新情報を提供しています。 新しく誕生した「オフィシャルサイト」と併せて、こちらもよろしくお願いします。

学科だより(2006年夏号)

●2006年秋、古都をテーマとした講演会を実施!

人間文化学科では、人間文化学科と人間文化専攻共催の公開講演会 「比較古都論 --町のなりたち・人の往来--」を予定しています。

「比較古都論 --町のなりたち・人の往来--」

第1回:平成18年10月7日(土)午後1時30分から午後4時

場所:京都ノートルダム女子大学 マリア館 ガイスラーホール
講演者:
本学教授 服部 昭郎 「比較古都論にむけて」
本学教授 野田 四郎 「モザイク社会パリ −その知られざる素顔−」

第2回:平成18年10月21日(土)午後1時30分から午後4時

場所:京都ノートルダム女子大学 ソフィア館5階 視聴覚教室
講演者:
本学教授 小川 光 「城塞都市でなかった京都
             ―ヨーロッパ諸都市の歴史との比較に見る特異性―」
本学教授 服部 昭郎 「エジンバラの美しい村々」

お問い合わせ:TEL 075-706-3661(教務・学事課)
入場無料、申し込みの必要なし、 大学へのアクセスマップ

「比較古都論 --町のなりたち・人の往来--」公開講座へのお誘い

京都は「千年の都」です。同じような都市が世界中にいくつか存在しますが、その数はそれほど多いものではありません。「千年の都」とは国や地域に一、二都市、文字通りそれぞれの政治経済あるいは文化活動の中心として悠久の歴史に遺された誇るべき遺産です。

京都ノートルダム女子大学がこの「千年の都」に誕生し、地域社会および人々と深い関係を得てすでに半世紀近く経過しました。文化をキーワードとする大学院人間文化専攻およびその基礎たる学部人間文化学科の教育・研究プログラムは日本文化の集積遺産としての「千年の都」京都をひとつの立脚点としています。

また一方、本学建学の精神的礎がキリスト教カトリック精神であることはあらためて述べるまでもありません。大学全体の様々な教育・研究活動の底流には、その建学の精神の実践として世界中の人々との不偏不党の交流が位置付けられています。

本学大学院人間文化専攻およびその基礎たる学部人間文化学科における教育・研究プログラムは、要約すれば、これら2つの立脚点によって支えられています。すなわちひとつは「千年の都」京都の文化への眼差し、そしてもうひとつは広く世界各地に息づいている異なる文化あるいはその遺産への眼差しです。

今般、本学の人間文化学科と大学院人間文化専攻を多くの人々に知っていただく目的で公開講演会「比較古都論--町のなりたち・人の往来」を計画しましたが、そのテーマも、上で述べた我々の教育・研究プログラムの二つの立脚点から展望されています。

それぞれの「千年の都」の歴史あるいは文化伝統についてはすでに研究の蓄積があることはあらためて言うまでもありません。例えば京都にあっては、「京都学」と名づけられた分野によって、これまでの個々別々の研究成果が一つの都市学へと統合されつつあります。同じことが世界各地の「千年の都」においても行われております。

そしていま世界中の「千年の都」が京都市のイニシャティブにより新たなネットワーク「歴史都市連盟」を形成しつつあります。偉大な文化遺産として「千年の都」を後世に遺すために、世界中の古都がこれまでの個々の知見を土台として連携を模索しています。今回の公開講演会「比較古都論 --町のなり立ち・人のなり立ち--」はそれぞれの「千年の都」についてのこれまでの学問の蓄積を土台に、歴史、社会制度あるいは人々の暮らしぶり、そして伝統文化などに焦点をあて、京都と世界各地の「千年の都」との比較研究を行い、その文化遺産としてのかけがいない価値を再検証しようとするものです。

なお「比較古都論」公開講演会は2006年10月に第1回目と第2回目を、そして、その後数年連続して行われる予定です。ご期待下さい。


●人間文化学科の3回生のゼミ紹介 第3弾

人間文化学科では、専任教員による「人間文化特論」の授業時間を中心に、ゼミ活動を行なっています。この教育研究活動は、本学科が得意とする少人数教育の典型と言えるでしょう。

さて、今回の学科だよりでは、前号のゼミ紹介に引き続き、次のゼミを紹介します。

情報文化学領域「社会情報学・インターネットコミュニケーションゼミ(担当者:吉田 智子)」

「社会情報学・インターネットコミュニケーションゼミ」では、 一人ひとりの興味をベースに研究テーマを決めた後、 同級生や先輩ゼミ生との楽しい討論の中で、卒業研究を進めています。

このゼミの学生の卒論テーマには、近年、 「インターネットの光と影」というキーワードでまとめられるものが 選ばれることが、多くなっています。具体的なテーマとしては、 子どもへのコンピュータの与え方に関するもの、 社会問題ともなっているセキュリティ問題や 個人情報流出に関するものです。それ以外にも、 Webページのデザインや安全性に関するものや、 吉田の専門とも言えるオープンソース・ソフトウェア関連の研究が、 現在進行中です。

さて、指導教員の吉田とゼミ生の間には、現在、 二種類のメーリングリストが存在します。一つは、 「研究用のメーリングリスト」。こちらはパソコンで利用できるメールアドレスが 登録されています。そして、もう一つのメーリングリストが、現在の3回生の 希望で作られた「食事会用のメーリングリスト」です。みんなのケータイメールの アドレスが登録してあり、主な目的はゼミ生同士での「食事のお誘い」に使います。

実は、このゼミにはこれまで毎年、留学生が含まれていて、日本人学生に負けないほど 熱心に、研究活動を行っています。ゼミの食事会は、「たまには勉強を忘れて、 楽しく食事に行きましょうよ!」と、日本人学生が率先して開くケースが多く、 留学生や教員の私は、そのお誘いに感謝しながら参加しているという感じです。

このような、食事をしながらの文化交流、情報交換は、 教室での議論とはまた一味違って、非常に有意義で幸せな気分になります。 お腹が満たされると、心や頭まで満たされるのでしょうね。

さて、先日の7月中旬には、16:30までの授業の後、みんなで浴衣に着替えて、 京都の三大祭の一つ、祇園祭の宵々々山に繰り出しました。 鉾町のど真ん中(四条烏丸)に、 ソフトウェア会社のオフィスを構える、吉田の知人の会社におじゃまして、 まずは食事をさせていただきました。でも、 ゼミ生たちは、社会人の方々から、それぞれの卒業研究の内容をするどく聞かれて、 食事どころではなかったかもしれません。いい社会勉強、 そして就職面接の練習になったとは思いますが。

そして、ゼミ活動のクライマックス、そして大学生活のクライマックスでもある、卒業研究の論文作成では、最終的には自分一人で、担当教員に指導を受けながら、 約18,000字以上の論文を仕上げます。ゼミ生という仲間がいるからこそ、この孤独な作業を成し遂げることできるのだろうと思います。

3回生になる時点でゼミに配属されてから約2年。卒論を書き終えて、 卒業を待つ時期のゼミ生たちは、誇しげな、 大人の女性の顔になっています。「苦労するからこそ、成長するのだなぁ」と、 毎年のことながら、いつも感動させてもらっています。 今年も学生の成長が楽しみです。 (2006年7月25日 吉田記)


(2006年夏号おわり。編集担当者:よ)

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