社会福祉海外研修(デンマーク):平成22年度開講

社会福祉海外研修[デンマーク]

研修機関日欧文化交流学院(デンマーク・ボーゲンセ)
Nordfyns Flokehoøjskole
 
研修期間 2010年9月6日(月)~9月18日(土)
13日間
 
[配当学年] 1~4年次
[定  員] 20名(最少催行人数15名)
[滞在方法] 学生寮滞在(2人部屋)

 

エジンバラ大学
 
研修先

日欧文化交流学院

日欧文化交流学院は、デンマーク独特の学校制度であるフォルクホイスコーレ(通称:国民高等学校)として1997年にデンマーク政府から認可を得ました。社会福祉、教育、デザインなどデンマークが世界に誇れるものをデンマーク、日本、EU、中東諸国の学生が交流しながら共に学べる学校です。2005年からは知的障害者のクラスも設置されました。16,000平方メートルの広大で自然に恵まれた環境の中で学習することができます。
http://www.bogense-djcc.com

ボーゲンセ

ボーゲンセはデンマーク第二の島、フェン島北西部にあり、首都コペンハーゲンから列車あるいは車で約2時間の港町です。人口約6,000人のボーゲンセの町には島最大のマリーナが設けられ、多くのヨットが停泊しています。18世紀に建てられた家々が保存され、美しく落ち着いた風情のある町並みが広がっています。

 
研修概要

研修概要世界で最も暮しやすい国と呼ばれるデンマークを訪れ、福祉や人々の暮らしと文化について学びます。デンマークの福祉や教育に関する講義をはじめ、さまざまな福祉施設や教育機関を訪問し、デンマークにおける社会福祉の取り組みと理念を理解します。訪問先では現地の人々との交流を通して異文化理解を深め、デンマーク社会に深く根ざした福祉のあり方を学びます。

 
デンマークの福祉

デンマークの福祉デンマークの社会福祉制度、教育制度を学ぶため、高齢者や知的障害をもつ人々のための施設をはじめ、小・中学校を訪問します。デンマークの家庭医と医療制度、認知症ケアなどさまざまな福祉の取り組みについての理解を深め、高齢者や障害をもつ人々にとって暮らしやすい生活環境とは何かを学びます。また、デンマークの福祉社会を支えるノーマライゼーションの理念についても学ぶほか、訪問先での交流を通して、デンマークの福祉制度がいかに社会に浸透しているかを体験的に学びます。

 

 

デンマークの暮らしと文化

デンマークの暮らしと文化手厚い社会福祉政策、公共サービスにより「世界で最も住みやすい国」と称されるデンマークでは、高い水準の福祉を支える人々の意識、それを育む独自の文化が存在します。「国民万人が平等」との理念とそれに基づく社会福祉・教育政策、地域連携により築き上げられたデンマークの人々の生活・文化を実地に見聞し、質の高い生活とは何かを探ります。

 
 
研修内容
訪問先と学習内容

福祉制度

高齢者福祉 「人間らしい生活」を実践する高齢者センターの訪問と交流、認知症高齢者をケアする「地域精神医療班」の活動見学
障害者福祉 知的障害者が支えあって暮すグループホームの訪問と交流、知的障害者ワー クショップ見学、バリアフリーショッピングセンター視察
講   義 「生活大国デンマーク」について
デンマークの学生とのディスカッション 「住みやすい国のあり方」について
社会省での講義   「誰もが平等に暮すことのできる社会構築のための政策」について

教育制度

児童福祉と教育   幼児の自己決定能力を習得する教育を実践する幼稚園の訪問、 個人を尊重した教育を行う国民学校(小・中学校)訪問と生徒との交流

医療制度

家庭医訪問   国民一人ひとりが、かかりつけ医師を持つ家庭医制度の学習
 
成績評価・単位認定

事前・事後講義への出席状況、海外研修での参加態度、レポート提出などより総合的に評価し、「特定目的海外研修B」として2単位を認定します。

 

研修に参加して

研修体験談世界で最も暮しやすい国と呼ばれるデンマークを訪れ、デンマークの福祉制度や教育制度を実際に見聞できたことは私にとって大変価値あるものでした。デンマークでは各市に「障害者委員会」があり、障害者が政治に参加できるように障害者の議員がいます。障害を持った議員と市の議員が対話していくことで互いを理解しあい、社会全体が連携して誰もが住みやすい国にしていこうという取り組みが、とても素晴らしいと思いました。私自身、住みやすい国とは何かを考えることができ、福祉に対する気持ちがより一層高まった研修でした。

 

研修体験談1年生の時に履修した社会福祉原論で「貧困」という福祉のジャンルを知りました。そして、貧富の差があまりない「北欧モデル」を学びたいと思い、この研修に参加しました。デンマークでは、高い税金を払っても国民にサービスとして戻ってくる再分配がうまく行われていることを学びました。また、現地の人たちと折り紙や書道などの日本文化紹介を通して交流することができました。今でも研修最終日にお世話になった方々が私たちのバスを追いかけて見送ってくれたことを鮮明に覚えています。

 

columnデンマークの子どもと学校教育

デンマークの子どもは通常、7歳~15歳まで国民学校という小学校と中学校が一貫の学校に通います。また、6歳児用の0学年があり、就学前教育として数字や文字を学びます。共働き家庭が多いため、親は子どもを保育園や幼稚園に通わせていることがほとんどです。保育園や幼稚園では、子どもたちが遊びを通して社会性や自分で考える力を育てられるような教育が重視されています。




 

 

 
 

訪問地

チボリ公園Tivoli

チボリ公園1843年に誕生したコペンハーゲン市庁舎前の都市型公園。アンデルセンもよくここで童話の構想を練ったと言われている。夜は小宮殿にネオンが灯され、幻想的な世界が広がる。

 

アンデルセン記念館
H.C. Andersens Hus

アンデルセン記念館 童話作家として有名なハンス・クリスチャン・アンデルセンの生誕の地オーデンセにある記念館。生家が博物館として公開されており、彼の作品群とその生涯が展示されている。