教育・研究活動

FD(Faculty Development)


  2015(平成27)年度 「FD研修会」
 

 

本学ではFD(ファカルティ・ディベロップメント)の取組の一環として、2009年度よりFD研修会(2011年度までは「FD講演会」)を実施しています。2015年度はFD研修会として以下の3つの研修会を実施し、各教員は希望する1つ以上の研修会に参加しました。

1. 内容・テーマ:「大学院FD‐学内教員によるディスカッション‐」
   コーディネーター:人間文化学部人間文化学科 鷲見 朗子 教授
   日時:2015(平成27)年6月11日(木)16:40〜18:10 
   場所:ユージニア館3階 アクティブラーニングスペース
   参加者:19名(教員14名 職員5名)

 参加者は、研究科ごとのグループに分かれて、昨年度実施した「大学院生による教育評価アンケート」の回答内容から大学院の教育内容、学習環境における課題について議論し、改善方法を検討しました。
グループでの議論に先立ち、コーディネーターの鷲見教授より「大学院生による教育評価アンケート」の結果から検討すべき次の3つの課題が挙げられました。1)図書館や研究室での大学院生用資料の所蔵状況について、2)自習室、研究設備等、学内の学習環境について、3)大学院生に対するキャリア支援、相談。そして、これらの課題について、所掌部局である図書館、システム管理課、キャリアセンターの各事務担当者が、現状の説明を行いグループでの議論にも加わりました。議論の後は、各グループでの議論の内容が発表されました。  
 今回、本学のFD研修会でははじめて大学院の教育内容がテーマとなり、各研究科における現状や課題を共有するとともに、改善の方法を検討する機会となりました。

  アンケート結果

FD研修会「大学院FD‐学内教員によるディスカッション‐」の様子 




 2. テーマ:「学生と成長しあう学生FDの取り組み事例」
    講師 京都文教大学教務部教務課長 学生FD(FSDproject)顧問 村山 孝道 氏
    京都文教大学学生 3名
    コーディネーター:生活福祉文化学部 三好 明夫教授
    日時:2015(平成27)年6月19日(金) 16:40〜18:10
    場所:ユージニア館3階 アクティブラーニングスペース
    参加者:33名(教員26名、職員 7名)
 学生FDに積極的に取り組んでおられる文教大学より、教務課長学生FD(FSDproject)顧問の村山 孝道氏をお迎えして、京都文教大学の学生FD活動「FSDプロジェクト」についてご講演いただきました。
講演では、FSDプロジェクトの6年間の活動の軌跡と、教員、職員、大学組織、一般学生、学生FD 参加学生にとってのメリットが紹介され、FSDプロジェクトが、大学に活気をもたらし、学生を成長させる様子が具体的なエピソードを交えて紹介されました。
また、京都文教大学学生の学生さんがFSDプロジェクトの一環である1年生必修科目「京都文教入門」で行った講義「Growbal Map」について、FSDプロジェクトでの実践を「経験学習論」理論に関連付けてリーダーシップについて、活動内容や活動に参加しての思いや自身が成長した点などを発表して下さいました。参加者一同、学生さんの堂々とした発表に、学生FDの効果のほどを実感しました。
 参加者アンケートでは、京都文教大学の事例に学び本学でも学生FD的な活動を始めるべきとの意見が多く寄せられました。

  アンケート結果



 3. テーマ:「アクティブラーニングによって何を目指すのか」」
    日 時 2015(平成27)年6月25日(木)16:50〜18:20
    会 場 ユージニア館4階 E402教室
    講 師 京都大学高等教育研究開発推進センター 溝上 慎一 教授
    コーディネーター:人間文化学部 鷲見 朗子教授
    参加者:34名(教員 30名、職員 4名)

 京都大学高等教育研究開発推進センター溝上 慎一教授をお招きして、アクティブラーニングの意義、国内外での動向、大学の授業での実践方法、溝上教授を教育顧問としてアクティブラーニング改革を進めている桐蔭学園(神奈川)での事例などについてご講演いただきました。
アクティブラーニングは、受動的に講義を聴くだけの学習を脱却した能動的な学習のことであり、書く・話す・発表する等の活動への関与とそこで生じる認知プロセスの外化、学習の社会化を伴うことが説明されました。アクティブラーニング型授業の利点としては、単に知識を修得するだけでなく、習得した知識を使った発表や議論などの活動を通じて、課題を前にした状況で他者と関係を作る能力が習得できることが挙げられました。この能力は、卒業後に学生が仕事をし、社会生活を送るうえで重要となる能力であり、またアクティブラーニングを通じて他人の考えを知り課題を多面的に考えることが学生の成長につながるとのことでした。
 現在、初等・中等教育にもアクティブラーニングが導入されており、今後数年のうちに高校までにすでにアクティブラーニングを経験した学生が入学することを念頭に、大学はアクティブラーニングを推進すべきという指摘もありました。
 また、知識習得を主目的とした科目では、アクティブラーニング型授業はできないのではとの意見があるが、多人数の講義科目においても工夫次第でアクティブラーニング的な授業は可能であるとのことで、溝上教授の本務校での受講生200人超の講義型授業の様子が紹介されました。
途中、アクティブラーニング型授業の実践として、参加者がクリッカーを使って講師の質問に応答したり、2人1組でピアディスカッションを行い、話し合った内容を発表しました。
参加者アンケートでは、今回の講演で紹介された方法をさっそく授業で取り入れたい、大学全体で取り組むことが大切だと感じた、「課題を前にした時の能力」という概念に学ぶところが大きかった、などの意見が寄せられました。

FD研修会「大学院FD‐学内教員によるディスカッション‐」の様子 


  アンケート結果

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