京都ノートルダム女子大学人間文化学科

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人間文化学科

基礎演習(1年次)

発展演習(2年次)

専門演習(3年次)

卒業研究(4年次)

 
 

演習クラス

 
専門演習(3年次)

平成22年度専門演習I、II

 

日本古典文学・日本語学ゼミ(堀勝博)

 日本古典文学・日本語学ゼミでは、万葉集、古今集、源氏物語、枕草子、平家物語、謡曲、御伽草子、誹諧など、日本古典文学の「さわり」の部分を選び、担当者を決めて味読しています。高校古典の授業とは違い、写本系統や古注釈、語学書や歌学書にも目を配りながら、一歩踏み込んだ読み方を学びます。また日本語学の知識についても、古代語から現代語まで、自家製テキストによって基礎を固めます。年2〜3回、古典ゆかりの地を探訪したり、古典の花を知るために植物園に行ったりして、豊かな学びを心がけています。
 

国際関係・比較文化ゼミ(野田四郎)

 今年のゼミ生は全部で5名です。野田ゼミの大原則は、とにかく学生の意思を尊重することです。私自身の専門は国際関係論、なかでもフランス及びEUを中心とした地域研究並びに比較文化ですが、ゼミ生たちは皆卒論の作成に向けて自由に発表のテーマを選んでいます。学生が関心を持っているテーマは、例えば「日本柔道とヨーロッパのJUDOの違い」「江戸時代の花魁(おいらん)とはどのような制度であったのか」「韓国社会におけるキリスト教の在り方」など、まさしく多種多彩です。教員を含めても全部で6名と小所帯であることから、数年ぶりに大掃除を済ませた担当教員の研究室で、全員が喧々諤々、言いたいことを言い合って、知的刺激に満ちた楽しいゼミです。
 

比較文学文化ゼミ(服部昭郎)

 日本における幽霊の物語を取り上げます。「今昔物語」中の幾編、鶴屋南北の「東海道四谷怪談」あるいは小泉八雲の「怪談」(KWAIDAN)などです。登場する異界のものたちは、言動あるいは容貌がそれぞれの文化によって大きく異なっていることを理解した上で、その相違の文化的背景にせまりたい。
 

情報文化学ゼミ(吉田智子)

 インターネットや情報システムなどを中心とした情報通信分野に関して、 歴史や社会への影響という側面、教育や利用に関する側面などから、自分の興味あるテーマを見つけて、研究するゼミです。
 現在、6名の3回生が、教科書に指定している書籍の内容をより深く学んだり、各自、興味あるテーマの中から研究計画をたてて発表し、それに関して自由に討論したりと、楽しく活動しています。
 

出版文化ゼミ(岡村敬二)

 今年のテーマは、「古地図をもとに京の町を歩く」です。具体的には、@ゼミ生諸君が、元禄4年と明治11年の地図を複写して「マイマップ」を作成する、A田中緑紅の叢書から1冊を選択して各自がテーマを選ぶ(例えば京都の七不思議・京の送火大文字など)、Bそのテーマについて調べてプレゼンテーションをおこなう、C実際に現地に出かけて調べた内容を実見し体感する、というものです。
 

漢字文化交渉学ゼミ(朱鳳)

 今年は従来の「日中文化交流史ゼミ」名を「漢字文化交渉学ゼミ」に変更して、日中両国に限らず、東アジアも視野におき、学生のより幅広い研究活動を期待しています。
 今年のゼミには7名の学生が所属しています。中国からの留学生5名と日本人の学生2名です。皆さんは、「日本の書道」「中国の目覚ましい経済発展」「日中食文化比較」「日中の漢字比較」などとそれそれの関心をもって、毎回資料を読んでいます。また前期と後期に各2回の研究発表も予定しています。発表を踏まえて、年度末には各学生の卒業論文テーマが決定できると考えています。
 

日本近代文学・日本文化ゼミ(長沼光彦)

 日本文化ゼミは、ゼミの指導教員が専門とする日本の近現代の文学研究の他、マンガやアニメなどのサブカルチャーや、京都を中心とした現代の街や人々の生活と文化の関わりも考察しています。ブライダル業界に就職希望をする学生は、日本の伝統文化と婚姻について調べ、御茶屋さんでバイトをしている学生は、京都ビジネスと御茶というテーマで考えたりしています。 文化が表現となり形をとる姿は様々です。それら多様な姿がどのように生まれ、受け入れられるのかを考えるのが、日本文化ゼミの目的です。時には交換留学生を案内するために京都を散策(フィールドワーク)したりもします。そういう実践も、文化を身をもって体験する良い機会となります。
 

国際文化ゼミ(鷲見朗子)

 世界のさまざまな地域を対象に、その文学、歴史、宗教、政治、女性、社会、芸術等の各分野での理解を深めることを目的としています。指導教員の専門がアラブ・イスラーム地域なので、ゼミでは、その分野の本を読んだり、ビデオを見たり、展覧会へ行ったりします。最近ではゼミのみんなで「古代カルタゴとローマ展」に出かけました。チュニジアに残されたローマ時代の色鮮やかなモザイクや出土したマスクや石棺を目にすることで、往時のカルタゴ文明の繁栄ぶりを感じることができました。このように国際文化ゼミでは書物等からの知識を得るだけでなく、実物を見たり、それに触れたりすることで、興味と理解を深めます。
 

西洋思想ゼミ(蒔苗暢夫)

 教員を除き、極めて個性豊かな3人組です。前期はプラトンの『国家』の第6巻と第7巻に挑戦しています。あまりにも有名な、かの「太陽の比喩」、「線分の比喩」、そして「洞窟の比喩」です。「目に見える物の方が、思惟によって知られるものより明確で、真実性がある」と思惑している3人が、善のイデアに触れて、「魂の向け変え」を余儀なくされるかどうか楽しみです。それぞれ、アリストテレス、アウグスティヌス、トマス・アクイナスに関心をもっているようです。今まで、私のシラバスに登場する彼らをテーマにして卒論を書いてくれた学生は一人もいません。はたしてトリプル・ミラクルが起こるかどうか。
 

芸術学ゼミ(小川光)

 芸術学はそのなかに、美術学、音楽学、演劇学、文芸学、映画学、舞踏学などのジャンルを含んでいます。19世紀にヨーロッパでは、自然科学が興隆するに連れて、芸術を語るのにも実証性が重要視されるようになってきました。これは簡単に言うと、単なる思い入れなどで芸術について語るのでなく、それに何か客観的な視点、つまりは科学の手法を当てはめるということで、それによって芸術学そのものも成立したのです。 わが芸術学ゼミは、楽器を弾く、絵を描くなどといった実技の場ではありません。もちろん、ピアノが弾ける、高校の美術部で絵を描いていた、演劇の経験があるなどのことは、それぞれの研究の進め方次第で有利な材料にはできますが、芸術学の勉強に絶対に必要なものでもないのです。いちばん大切なのは、自分が愛してやまない音楽、絵画、そして映画といったジャンルの芸術作品を、他人がはっきりと理解できる言葉で記述することなのです。そしてそれは、自分よがりの印象批評のようなものではいけませんが、だからと言って単なる理論だけに偏らない、文献資料の分析や実地調査による実証的手法が必要となってきます。
 実際のゼミでは、学生は最初にあげた美術学、音楽学、演劇学などの芸術諸学を研究しています。各自モティベーションは違いますが、これらの芸術に対する情熱を研究として形にすることを楽しんでいます。ただ「芸術が好き!」だけでは芸術学はできませんが、「好きこそ物の上手なれ」も、芸術学ゼミではほんとうであるように思われます。ゼミ指導教員として微笑ましく、うれしいことです。また、ゼミのメンバーはみんな仲がよく、ND際(学園祭)に7年連続で模擬店を出して、その売り上げで楽しいことを計画するなど、クラブのような雰囲気もあります。全員が楽しく有意義な大学生活を送っているのではないでしょうか。
 

子供の文化ゼミ(岩崎れい)

 子どもの読書や学習支援、早期教育などの子どもたちの環境をめぐる現代の状況や、電子書籍の普及やアニメの数国間の交流などメディアをめぐる諸問題について、文献を読んだり討論したりしています。子ども文庫や小学校などへ見学に出かけることもあります。
 
 
 
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