京都ノートルダム女子大学人間文化学科

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人間文化学科

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演習クラス

 
平成24年度 人間文化学科フレッシュマンセミナー
 
京都エクスカーションの5つのコース
 

1.疏水とお庭〜京のモダンを歩く〜
並河靖之七宝記念館→藤井有鄰館→疎水に沿って散策→無鄰庵

このコースは数ある京都の名庭のうち、近代の代表的作庭家と目される七代小川治兵衛の庭を訪ねるものでした。小川治兵衛作の庭のいくつかが洛東の疎水を使ったものであるので、庭見学はその疎水に沿ったものとなりました。

そのひとつが並河靖之七宝記念館でした。七宝を世界的に広めた並河靖之について記念館の学芸員の説明を聞いた後、治兵衛作(1894<明治27>年)の庭を見学いたしました。疎水の流れが巧妙に庭の池に引き込まれていると聞き、皆で感心いたしました。個人の居宅のために作られたどちらかと言うとこじんまりとしたこの庭も治兵衛の繊細なセンスと大胆な工夫を感じさせるものでした。

その後、明治時代のモダンな西洋建築物のひとつとして名高い藤井有鄰館(1926<大正15>年 武田五一設計)を外から見学、建物の目の前の疎水にそって無鄰庵(1896<明治29>年)まで散策しました。無鄰菴は明治の元老山縣有朋の残した別荘で、この庭も小川治兵衛の作庭になるものです。先ほど見学した並河靖之七宝記念館の庭とは大きく趣を異にする庭で、ゆっくり散策できるほどの広さを持つ豪華なものでした。

ポイントごとに先輩学生諸君の説明がありました。十分調べあげた説明ばかりで、新入生諸君にとって大変よいお手本でした。新入生諸君は来年、聞く立場から話す立場へ交代です。

 

2.京のふらぬ〜る−昼は短し歩けよ乙女
大学 → 四条大橋 (出雲阿国像) → 木屋町から高瀬川を眺める →先斗町散策→ ちいさな路地を抜けて木屋町通りへ→ 角倉了以顕彰碑(元・立誠小学校)→ 土佐稲荷岬神社 → 先斗町歌舞練場 → 三条大橋 → 三条通散策 →京都文化博物館建物建学 → 御池通にて解散

近年、京都の学生生活をテーマにした小説がいくつもヒットしています。その一つが、森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(2006年)。後輩に振り向いて欲しい主人公は、彼女の後を追って京都のあちこちを歩き回ります。小説の舞台の一つ「先斗町と木屋町」を中心に、京都の町を探検するコースを2回生3人が企画しました。

まずは、鴨川のほとりにたつ「出雲阿国」像から創始当時の歌舞伎に思いを馳せます。先斗町では、道端のお地蔵さんや風情ある石畳の町並みを楽しみながら歩きました。小説さながらに、数ある小さな路地の一つを通って木屋町通にワープすると、目の前には高瀬川。そこは土佐藩邸から日本最古の小学校の一つ・立誠小学校(1993年に廃校)となった由緒ある場所なのでした。高瀬川の開削をした角倉了以の顕彰碑もあり、高瀬川の歴史を詳しく学びました。さらに土佐稲荷岬神社、先斗町歌舞練場(外観)、三条大橋に寄った後、明治から昭和のモダン建築を見ながら三条通を散策しました。

…実は六角堂が最終ゴールだったのですが、盛り沢山過ぎてたどり着けず!どこを見ても歴史の痕跡が発見できる京都の凄さを実感した一日でした。

 

3.華麗なる平家一門〜本拠地・六波羅をゆく
蓮華王院(三十三間堂) → 六波羅密寺 → 建仁寺 → 八坂神社→ 現地解散

平清盛がテレビドラマで話題になっていることもあり、平家ゆかりの名刹その他を訪ねるこのコースでは、新入生たちの期待感が出発前からはっきりと見てとれました。新入生の何人かは以前に修学旅行で京都を訪れていましたが、上級生のリーダーのひとりの「歴女」の解説は、新入生たちが各所で平家との関係がわからないところに、一般の歴史書や説明などに示されていない平家との関係を浮かび上るせるもので、全員が熱心に耳を傾け、うなずいていました。

三十三間堂の千一体の千手間観音像にも六波羅密寺の空也上人像にもみんな一様に感銘を受けていましたが、そのように実際に目にしたものだけでなく、日本の歴史の二次的な層にある事実の解説が、新入生たちにとても鮮烈な印象であったようです。建仁寺では、有名な「風神雷神図」や天井画「双龍図」を鑑賞しましたが、座って落ち着ける場所ではまたもや歴史談義が始まるという具合です。また、八坂神社では、一般観光客がその解説に聴き入り、質問まで受ける一幕もありました。
このコースでは、上級生全員の周到な準備と見事なリーダーシップにより、参加した新入生たちは京都の歴史・文化の深部にあるものを学ぶだけでなく、同じ大学、学科の先輩たちからリーダーシップそのものを学ぶよい機会となりました。随行教員2名の役目は、道を歩く際の安全確認と写真撮影をするだけでしたが、それは大変教員冥利につきることでもありました。

 

4.北野天満宮と門前菓子
大学 →(北大路通を西に走り大徳寺や船岡山をタクシー内から見る)→ 長五郎餅 本舗 → 北野天満宮 → 粟餅 澤屋 → 現地解散

私たちのグループは、北大路通沿いの大徳寺や船岡山、西大路沿いの平野神社の桜を車中から見た後、北野天満宮の門前菓子として有名な「長五郎餅 本舗」で、お餅と抹茶をいただきました(抹茶のかわりに、煎茶を選んだ学生もいました)。

その後、「北野天満宮」の中を、上級生リーダーからの歴史的な説明を聞きながら、散策しました。国宝の社殿、重要文化財の三光門(中門)、さらには、新芽がとても美しい「もみじ苑」など、多くの歴史的建造物や場所を楽しみました。

最後に、北野天満宮の前に店を構える「粟餅澤屋」で、上級生リーダーと新入生が大きなテーブルを囲んで座り、あんときな粉のお餅セットを食べながら、ひと休み。その日のフレッシュマンセミナーに関して、楽しかった点などを語り合いました。

 

5. 京の七不思議をめぐる
大学 → 知恩院 → 知恩院の七不思議を見学(忘れ傘、三方正面真向の猫など) → 八坂神社 → 八坂神社の七不思議を見学(正面が石鳥居、神社に玄関など) → 円山公園の散策 → 現地解散

このコースでは、京の都に数多く存在するいわゆる「七不思議」のうち、知恩院と八坂神社のものを見学しました。大学から東大路の知恩院古門までタクシーで行って、この知恩院古門から参道を歩いて登ることからはじめました。門前から歩きはじめるということで、寺社の雰囲気が一層よく理解できるからです。

知恩院では、「忘れ傘」や「三方正面の猫」などの七不思議があります。また少し奥まったところの、濡髪大明神のお社にもいきました。「濡髪」というゆかしい名称のためか、祇園町の舞妓・芸妓さんらの信仰も集めて、縁結びの明神として多くの参詣者があるようです。つぎの八坂神社では、「正門が石鳥居」「神社に玄関」「龍穴」などを見学しました。次の写真は、「龍吼」といわれるもので、その下で手を打つと龍が吼くようにビキンと反響すると言われているものです。試みに皆で手を打ってみました。

 
 
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