京都ノートルダム女子大学 大学院人間文化専攻

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第十一回 「文化の航跡」研究会の報告

 

2013年2月8日 16時30分より

「古都像の醸成 エディンバラ異界譚」

発表者 服部昭郎先生

 今回の研究会では、17世紀の古都エディンバラを舞台とした、トーマス・ウィアーという人物にまつわる、奇怪な伝説について、文献資料や地図資料から検証しました。トーマス・ウィアーは、その背徳行為から、裁判にかけられたのですが、やがて悪魔だといううわさが起きるのです。
 もちろん、実際に悪魔であるはずはないのですが、トーマス・ウィアーが悪魔だと見なされるような所業をしたのは確かです。どうやらその行動の根底には、律法不要論という、人間が現世でどのような行いをしようとも、信仰さえあれば神に救われるという、ファンダメンタルで不条理な信仰があったようなのです。悪魔だとされた奇怪な伝説の裏側には、あくまで人間的な理由があったのです。奇怪な事件も、それはそれで面白いのですが、その伝説の背後にある歴史的事実を知ることで、また興味が広がります。
 今回は学生の皆さんも大勢参加してくれました。古都エディンバラの魅力、悪魔の不思議な伝説、伝説の裏側に隠された事実。多彩な話題に刺激されたのか、熱心に質問をしてくれました。おかげで研究会は盛会となりました。

 
 
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