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人間文化学科からのお知らせ

 
 

京都ノートルダム女子大学人間文化学科・人間文化専攻共催

報告 - 第六回 公開講演会を終えて

 

「比較古都論」(町のなりたち、人の往来) 平成21年10月17日(土)

 

 

 

 
第六回の公開講演会は、多くのかたにご来場いただき、盛況のうちに終えることができました。
ありがとうございました。

京都ノートルダム女子大学人間文化学科・人間文化専攻では、平成21年10月17日に公開講演会を開催いたしました。
こちらから実施報告をご覧いただけます。

 
第六回「比較古都論 --町の成り立ち 人の往来--」公開講演会を終えて
人間文化学部准教授 鷲見朗子

五十嵐先生平成21年10月17日(土)に行われた今回の講演会は、「世界の古都における建築と美術」をテーマに2つの講演を行い、約50名の参加者を得て、おかげさまで盛会のうちに幕を閉じました。ご来場くださった皆様、まことにありがとうございました。

第1講演は元リッチモンド大学美術史学科客員教員ヴァレリー・ゴンザレス氏をアメリカよりお迎えして、東洋と西洋におけるイスラーム世界の古都にある美術と建築について話されました。まず歴史的な背景としてイスラーム文明の黎明期を紹介され、次にイスラームの代表的な建築物であるモスク(イスラーム礼拝所)の構造や機能についてメッカにあるカアバ神殿、エルサレムの「岩のドーム」とアルアクサ・モスクなどを例にとって説明されました。最後にモスクの建築モチーフと装飾芸術に触れられました。シリアにあるウマイヤ・モスク、スペインのコルドバ・モスクなどの画像を示しながら、生物の絵を再現せず、抽象的で何らかのメッセージや言説を表現しないことに特徴づけられるイスラーム芸術の謎に迫る文化的背景を明らかにされました。

第2講演では本学人間文化学部の五十嵐節子教授が、現在のドイツに位置する古都アーヘンの歴史をたどりました。アーヘンは世界文化遺産にも指定されています。アーヘン宮廷礼拝堂は、9世紀にカール大帝が聖母マリアに捧げて建設されたものです。五十嵐教授の講演は、アーヘンの名称の由来にはじまり、ヨーロッパの基盤をつくったとされるカール大帝の帝国理念、そしてアーヘン宮廷礼拝堂の建築構造と内部をわかりやすく説明していきました。カール大帝以後の皇帝たちがマリア大聖堂へ寄進を行ったことを述べ、宗教都市アーヘンがいかに支配者たちの敬虔さと権力欲によって生かされてきたかを示しました。アーヘン宮廷礼拝堂にまつわる聖遺物や現在のアーヘンの様子など、五十嵐教授が本講演のため本年度夏休みに現地へ出向いて撮影してきた幾枚もの画像を通して、聖母マリアの古都アーヘンの「今昔(いまむかし)」を見つめました。

今回の講演会は、イスラーム世界とキリスト教世界のそれぞれの古都における建築と美術がテーマでしたが、いずれの宗教においても、宗教と建築・美術、そして権力と美との深い結びつきを改めて感じました。

 

第六回 「比較古都論-町のなりたち、人の往来-」  
日時

平成21年10月17日(土) 13:00〜16:30

講演1 :

古都におけるイスラームの建築と美術:東洋から西洋へ
ヴァレリー・ゴンザレス
元リッチモンド大学美術史学科客員教員
 通訳 本学人間文化学科 野田四郎教授

講演2 :

聖母マリアの古都:アーヘン今昔
五十嵐節子
京都ノートルダム女子大学人間文化学部教授

会場

京都ノートルダム女子大学 マリア館 ガイスラーホール

 


お問い合わせ:教務学事課 (075)706−3661

 
 
※第五回「比較古都論-町のなりたち、人の往来-」平成21年6月6日開催の詳細はこちらをご覧ください。
※第四回「比較古都論-町のなりたち、人の往来-」平成20年11月15日開催の詳細はこちらをご覧ください。
※第三回「比較古都論-町のなりたち、人の往来-」平成19年10月20日開催の詳細はこちらをご覧ください。
※第一回・第二回「比較古都論-町のなりたち、人の往来-」平成18年10月7 ・21日開催の詳細はこちらをご覧ください。
 
 
 
 
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