京都ノートルダム女子大学人間文化学科

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人間文化学科

海外への研究訪問

朱鳳 准教授

海外での研究発表

朱鳳 准教授

「平成21年度科学研究費補助金」採択研究

継続研究

鷲見朗子 教授

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岡村敬二 教授

これまでの研究

岡村敬二 教授

服部昭郎 教授

 

 

教員の研究紹介のページ

 

研究出版

『文化の航跡ブックレット』
「文化の航跡」ブックレットは、京都ノートルダム女子大学人間文化学科教員の研究を広く知っていただくための冊子です。 教員個々の研究論文は、専門領域を深く探求するため、論じている内容も細分化されており、予備知識がなくては読みにくいものかもしれません。本冊子は、研究に関わる資料や図版を掲載し、できるだけ分かりやすい内容になるよう心がけました。 ブックレットの名称にある「文化の航跡」は、学科および大学院研究科の研究会の名称です。ブックレットの中味は、この研究会で発表された新しい論究です。執筆者が今正に興味を持っている研究対象を、分かりやすく伝えることが、ブックレット刊行の目的です。 私たちの学科では、「集める」「出かける」「残す」「伝える」をキーワードとして、教養の実践活動を教育目標としています。本冊子の内容が、京都フィールドワークの報告や、資料紹介であるのは、その実践活動を反映しているからです。ブックレット刊行の他にも、定期的な研究会や公開講演会も開催しています。この機会に、ホームページの学科活動をご覧にいただき、講演会に参加していただければ幸いです。
 
『京の町歩き−東山山麓フィールドワーク』
 

法然院墓所
 
ブックレットの第一冊目は「京の町歩き−東山山麓フィールドワーク」です。学科では「実践的な教育」を重視していますが、その実現のためには、実際に現地に出かけて調査するといったフィールドワークという方法が有効です。このブックレットは、2008年に、旧東方文化学院京都研究所・吉田山・真如堂・元真如堂・法然院、2009年には並河靖之七宝記念館・順正書院・南禅寺岡崎別荘群散策・熊野若王子神社・黒谷金戒光明寺と、それぞれ史蹟や建築、墓所をめぐったときの記録集です。写真や図版を多く使った読み物に仕上がっています。
※右の写真は、法然院墓所です。
 
『万葉集「思京歌」を読む』
 
万葉集には、平城京を思う「思京歌」が散見するが、それらは、「平城(なら)の都を思ほゆるかも」などと言うのみで、具体的にどのような「京」への「思ひ」を詠んだものなのかについては、明らかにしない。いっぽう、六朝や唐の漢詩を見ると、望京・望郷の思いを表した場面において、妻や母が懐しい、友人に会いたいなど、さまざまな感懐が具体的に披瀝されている。この点、万葉集の「思京歌」ではどうだったのか。本書では、とくに大伴旅人「沫雪のほどろほどろに降りしけば平城の京師し思ほゆるかも」について、重点的にとりあげ、「沫雪」が「思京」とどうつながるのか、またそれはどのような思いであったのかについて、詳しく考察し、その意味と心を明らかにした。
 
『詩の本』
 
大正から昭和にかけて様々な詩の出版物が発行されました。残念ながら、全集に収録されたり復刻されたりしなければ、本文を目にする機会はあまりありません。国立国会図書館など公共図書館に所蔵されていないものも多くあります。  今回、それら貴重な詩の出版物のうちいくつかを収集し、京都ノートルダム女子大学図書館に収蔵しました。本書は、その特定テーマのコレクションを紹介したものです。詩の入門書、アンソロジー、翻訳書、限定本、文庫本など、その種類は様々です。すべての出版物を網羅しているわけではありませんが、大正から昭和の多彩な詩の出版の世界を垣間見ることができます。本書では、目次や奥付を紹介するにとどまっていますが、本学図書館で実際に閲覧すれば、より多くの発見をすることができるでしょう。
 
『日中近代語彙変遷における宣教師出版活動の影響』
 
16世紀から19世紀にかけて、多くの宣教師は中国語を媒体にし、聖書や、語学学習用字典、西洋文化と技術に関するありとあらゆる情報を書物や雑誌にまとめ、出版活動に精力を注いだ。このような例として『幾何原本』『職方外記』『英華字典』『遐爾貫珍』などをあげることができる。これらの書物は日本人にも重宝されていた。このような情報発信の結果として、宣教師たちの出版物に書かれた西洋文化と概念を翻訳した中国語、つまり漢訳語が新たな共通語彙として近代日本語と中国語に加えられた。
本稿は19世紀に中国で活動していた多くの宣教師の中から、とりわけ日本と深く関わりのある3人を取り上げ、彼らによる中国語出版物が日本と中国に何をもたらしたか、日本語と中国語の語彙にどのような影響を与えたかについて検証するものである。
 
『日本教師をめざして-京都ノートルダム女子大学日本語教育実習レポート』
 
本学に日本語教員養成課程が発足して3年余が経ちました。本学の課程は、小規模なものですが、少人数であることを活かして、模擬授業や「実習」の指導をきめこまかに行っています。このブックレット第5号は、これまで実施した日本語教育実習の成果をまとめたものです。前半では、昨年度初めて実施し、成功裡に終えることができた、海外日本語教育実習を特集しました。平成22年8月29日〜9月7日(10日間)、本学の協定校である上海商学院外語学院(中国・国立大学)日語系クラスで、模擬授業実施や文化交流を中心に実習を行いました。その時の実習生たちの指導案と泣き笑いの奮闘記録を掲載しています。また後半は、一昨年と昨年に行った大阪産業大学交換留学生クラスの実習記録です。こちらも毎年大いに盛り上がり、読み応えのある報告集になっています。編集に際しては、実習生達が連日自主的に集まり、写真選びやキャプション作りを考えてくれました。とてもホットで楽しい一冊です、どうぞ御笑覧。
 
『ロマン派音楽の諸相』
 
ロマン派の作品は、音楽においても絵画などにおいても広く愛好される反面、一般に様々に解釈される結果、これほどその核心の見方が定まらないものは少ない。ロマン派の作品と言えば、多くの人が感傷的かメランコリックな雰囲気を纏うものを想像する。たしかにロマン派の作曲家ショパンの音楽の特色は、流麗で夢見るようなメランコリックな旋律であるが、実際にはベートーヴェン的な激しい楽想の曲も多い。また、ロマン主義の画家たちは、自己の心の奥底にある想念を作品中に特異に表そうとするが、それは感傷的、メランコリックなどとは違ったものである。本書は、研究者の立場から、ロマン主義研究で論じられることと一般に言われていることとのギャップを、絵画や音楽の実例を示して解説しながら埋める試みをするものである。
 
『京のキリスト教』
 
本書は、京都に残るキリスト教史蹟について、フィールドワークの成果を中心に紹介したものです。『京の町歩き−東山山麓フィールドワーク』に続く、京都フィールドワークを題材とした2冊目のブックレットになります。京都とキリスト教の関わりは、1551年にイエズス会宣教師フランシスコ・ザビエル神父が布教のため入京したことに始まります。その後徳川幕府の治世では禁教されましたが、明治時代に再び多くのキリスト教徒が訪れ、同志社大学など、学問の町京都の礎を作る役割を果たしています。本学も第二次世界大戦後に京都に訪れた、ノートルダム修道女会が設立した大学です。中世から現代まで460年にわたる京都とキリスト教の関わりを通覧し、京都ノートルダム修道女会と、本学教員と関わりの深い聖トマス学院の足跡を紹介しました。
 
『比較古都論』
 

公開講演会シリーズ「比較古都論―町の成り立ち、人の往来―」 (平成18年〜平成22年、通算14回)の記録、京都ノートルダム女子大学図書館所蔵エディンバラ古地図の紹介、東西の古都に関する論考を所収したものです。比較古都論は、人間文化学科の教員が継続的に研究してきたテーマです。歴史ある都市、日本で言えば京都、フランスで言えばパリといった都市を、文学、芸術、社会、政治など、教員それぞれの観点から考え、相互に比較してみようというものです。人間文化には、多様なジャンルの研究者がいるのですが、ひとつのテーマで考察し、意見交換をして、新たな発見を導き出したいという目的で始めました。今回収録されている論考も、エディンバラ、奉天、ストラスブール、京都の4都市を、銅版画、図書、美術、文学という、それぞれの視点で考察を展開しています。

 
『京都洛北 祈りの十字路を歩く: 京都ノートルダム女子大学<北山探検隊>の記録』
 

京都フィールドワークを題材とした3冊目のブックレットが発行されました。北山探検隊は、大学が位置する北山近辺のフィールドワークを目的とする、教員と学生からなるグループです。正課授業ではなく、学生の自主的な参加により成り立つものです。京都の観光といえば、中心部の清水寺や高台寺が思い浮かびますが、北山探検隊は、あえて知られていない名所を探訪することにしています。参照するのは、江戸時代の古地図と名所案内『都名所図会』です。『都名所図会』を読むと、今はあまり知られていなくとも、京都の各地に名所が多くあることに気づきます。その中でも、北山近辺に着目し、『都名所図会』を読み込み、関連資料を調べたうえで、現地に赴くのが主たる活動です。資料を読んでも発見がありますが、現地に行っても発見があります。北山探訪で積み重ねてきた発見を記録したのが、本書になります。学生の生き生きした活動を、ぜひご覧ください。

 
『アラビアンナイトと北アフリカの物語』
 
2013年6月に本学人間文化学科人間文化専攻主催で開催された、「アラビアンナイトと北アフリカの物語」と題した公開講演会とアラビア語写本ワークショップの内容をブックレットとして発行しました。本学教授である鷲見朗子による「<百一夜物語>−美貌の探求から物語の切望へー」を始め、マフムード・タルシューナ国立チュニジア・マンヌーバ大学名誉教授による「チュニジアに息づく民衆文学と<百一夜物語>」、そして青柳悦子筑波大学教授による「現代の北アフリカ文学にみる家族と自然」の三つの講演内容を収録しています。また日本で行われるのは稀である、アラビア語写本ワークショップの内容も収録しています。アフリカ文学とアラビアンナイトについて知り、さらにはアラブ・イスラーム文化のついての理解を深めることができる内容となっています。

 
図書館が紡ぐ学びの世界
 

今回のブックレットは、人間文化学科教授の岩崎れいが中心となって、本学図書館での学びの事例をまとめたものです。
本学の新図書館の施設、コンセプトの紹介、人間文化学科、人間文化専攻、また図書館司書課程、司書教諭課程のカリキ ュラムの特色といった内容、そして、主要な内容として、本学学生がたちあげた、 「ライブラリーメイト」というグループの、図書館を盛り上げよう、という一連の活動を紹介しています。また、お話会などといった活動で図書館ともつながりのある、小児医療ボランティアの活動での学生の体験記、卒業生の図書館における活躍の紹介を通して、様々な場所、形で展開される、図書館が紡ぐ学びの世界を紹介する内容となっています。

 
かわいい作品制作とプログラミングの出会いから広がる学びの世界
 

今回の「文化の航跡」ブックレットは、吉田智子が中心となって、京都ノートルダム女子大学の情報教育に関わるさまざまな学びの事例をまとめました。
まず、本学の情報教育、特にプログラミング教育に関連する各種の試みについて紹介しました。
続く2章には、学生を共同研究者として位置づけて実施している「LilyPad研究会」の活動や、テクノ手芸部というもの作りのユニットによる講演「異なる領域を組み合わせたものづくりを文化として根付かせるには」の内容を含んでいます。第3章と第4章では、「かわいい作品」の作り方を紹介し、第5章では、「教養プログラミング学習」の今後を考察しました。全体を通して、もの作りを基本とした教育実践、学生を主体としたアクティブラーニングの事例がふんだんに紹介された冊子となっています。

なお、このブックレットの本文の電子版は、http://www.notredame.ac.jp/hc/booklet/
で公開されています。

 
 
『中原中也の時代』
 
長沼光彦
『中原中也の時代』 笠間書院 2010年2月発行
本書は、中原中也の詩の個性(詩心)がどのように形づくられたか、その初期の活動を中心に考察したものです。
破天荒な詩形式のダダイスムと、典雅な詩語によりイメージ豊かな世界を作り出す象徴主義と、二つの異なる詩風を合わせ持つのが、中原の詩の特徴です。一見水と油に見える、これら二つの詩風が、中原の中では矛盾なく結びつくところに、中原の個性の核があります。
の中原の核とは、固定した観念を退け、常に変化する生を表現しようとする詩心です。ダダは破壊の精神により、象徴主義は現実を解体し新たなイメージを作り出す態度により、流動する生の姿を表現すると中原は思ったのです。
出版にあたり、本学の研究助成を受けることができました。研究助成とは、大学に勤める教員の研究活動を推進するため研究資金を援助する仕組みです。また、出版元笠間書院の出版スタッフの方たちには、多くのアドバイスをいただき、本文編集、装幀デザイン、書店の販促など、様々な面でご尽力いただきました。ひとつの本ができあがるまでには、多くの人の力が必要だということを実感した次第です。
 
『初歩のアラビア語(’11)』
 
編著 鷲見朗子
『初歩のアラビア語(’11)』放送大学教育振興会 2011年3月
『初歩のアラビア語(’11)』は2006年に刊行された旧版を改訂したものです。本書のねらいは、アラビア語の読む・書く・聴く・話すことの基本を、アラブ文化とイスラーム文化への理解を深めながら、楽しく習得していただくことです。日常的な表現を学びながら、文法の基本を理解し、語彙力を付けていくことができるように構成しました。
本書は放送大学における同タイトルのテレビ放送教材のための教科書として作成されたものです。しかし、この放送とは独立したアラビア語学習書としても利用できるように書かれています。付録や添付CDもついており、練習問題が豊富に組み込まれているので、授業ではもちろんのこと、独習でも学習の確認を行い、理解を進めていくことができます。
 
『百一夜物語―もうひとつのアラビアンナイト』
 
訳 鷲見朗子
『百一夜物語―もうひとつのアラビアンナイト』
河出書房新社2011年12月(本文350頁、解説・注を含め393頁)
『百一夜物語』は『千一夜物語』(別名『アラビアンナイト』)の流れをくむ、アラビア語で表現された物語集です。『千一夜物語』が東方アラブ世界(エジプト以東の東アラブ地域)で流布していたのに対し、『百一夜物語』は西方アラブ世界(チュニジア、アルジェリア、モロッコを含む北西アフリカ)とアンダルス(イスラーム支配下のイベリア半島)で流布していたとされています。
『百一夜物語』は『千一夜物語』と導入的な枠となる物語(枠物語)の内容が類似しており、2、3の物語が共通しています。しかし、『百一夜物語』は『千一夜物語』とは別個に伝承された作品だと考えられています。両物語集の詳しい関係は明らかではないのですが、『百一夜物語』を『千一夜物語』の姉妹編とみなしている研究者もいます。
本書はチュニジアのアラブ文学者であるマンヌーバ大学マフムード・タルシューナ名誉教授が校訂した『百一夜物語』を底本にした本邦初訳本です。(タルシューナ教授がご自身の校訂本に用いた写本は1776年に書写されたものです。)百一夜にわたって語られる17の物語が収録されており、そこでは、美青年、美しい姫、性悪女と貞淑な女、不思議な宮殿、空飛ぶ木馬などが現われる独特の空想世界が繰り広げられます。このアラブの物語世界をぜひみなさんに読み味わっていただければと思っています。

*本書は文部科学省科学研究費基盤研究(A)「欧米・日本におけるアラビアンナイトの受容と中東イスラーム世界イメージ形成」(2002年-05年)、同基盤研究(S)「アラビアンナイトの形成過程とオリエンタリズム的文学空間創出メカニズムの解明」(2006-10年)(両研究とも研究代表者は国立民族学博物館西尾哲夫教授)の研究成果の一部です。
 
『満洲出版史』
 
岡村敬二
『満洲出版史』
吉川弘文館 2012年12月発行
日露戦争後から日本は大陸に進出し、満洲国の建国を経て敗戦にいたるまで、政治・経済に限らず数多くの文化活動を展開しました。
これまで未開拓の分野であった満洲における出版史に光を当て、限られた諸資料を用いて満洲における出版法制や諸団体、各出版社の実態などを解き明かした通史です。巻末には法令や規約、雑誌の解題などを資料編として付載しています。
*本書は、本学の出版助成を受けています
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