京都ノートルダム女子 大学院心理学研究科

博士前期課程 発達・学校心理学専攻 / 臨床心理学専攻

発達・学校心理学専攻の特色

基礎から応用・実践までをバランスよく学べるカリキュラム

基礎から応用・実践までをバランスよく学べるカリキュラム

本専攻では、発達心理学や学校心理学をテーマとしながら、科学的研究計画に基づき、実験・観察・調査などの手法を用いて研究を進めていきます。 また、基礎的な理論を身につけた上で、発達に遅れのある子ども、子育てに不安を抱える養育者、あるいは教育に携わる関係者に対する支援が行えるよう、実習を中心とした実践的教育も行っています。 なお、仕事を続けながら学ぶことを希望される 社会人等に向けた「長期履修学生制度」も備えています。

少人数制による研究・指導

本専攻では、少人数制で修士論文研究の指導を行っています。また、実習についても、同様に細やかな指導を行っています。
現在、発達・心理学専攻の専任教員は10名おり、論文指導については、1人の院生に主指導1名、副指導2名(うち、他専攻の教員1名を含む)による指導体制をとっています。
「発達・学校心理学専門演習 I ~ IV」では、院生が一人ずつ研究計画や研究経過の報告を行います。この演習では、院生と教員でディスカッションを行い、さらに研究を進めるためのサポートを受けられます。

発達・学校心理学専門演習における研究計画発表の様子 発達・学校心理学専門演習における研究計画発表の様子

多領域からの研究指導

通常は、専攻別での専門演習を毎週行っていますが、年に数回は発達・学校心理学専攻、臨床心理学専攻、心理学専攻の全院生と教員が合同で研究発表を行っています。
この合同専門演習では、多領域から研究についての示唆を得ることができ広い視野と理論を学ぶことができます。

合同専門演習における研究発表の様子合同専門演習における研究発表の様子

発達・学校心理学専攻の実習について

実践的な教育・研究

乳幼児の育ちや育児に関する問題の支援、「気になる子ども」の支援、発達に障害を抱える子どもの支援など、子どもを取り巻く諸問題について研究をすすめ、さらに実践的支援を学ぶために実習を行っています。

「臨床発達心理学実習 I 」は学内での実習を行います。
「臨床発達心理学実習 II 」は学内または学外での実習を行います。

<学内実習>
心理臨床センター発達相談室のプログラム「乳幼児と親のための子育て教室 こがもクラブ」のスタッフとしてグループ支援を行います。その中で必ず1人~2人の子どもを担当します。また、子どもの観察記録(記述された記録、ビデオ記録)に基づき、毎週の事後報告や月1回のカンファレンスを行い、理論的な視点を持ちながら院生が積極的に支援の検討を行っています。
実習の行われる行動観察室実習の行われる行動観察室
<学外実習>
学外の療育施設、児童福祉施設で実習を行います。
こがもクラブでの様子こがもクラブでの様子

*学内、学外実習いずれの場合でも、本学教員によるスーパーヴィジョンを受けることができます。
*「臨床発達心理学実習Ⅰ・Ⅱ」を修得することにより、「臨床発達心理士受験資格」を申請する際に求められる200時間以上の実習経験の条件を満たすことが、可能となります。
また、本専攻では臨床発達心理士受験資格申請に必要な条件である、「資格認定運営機構が定める指定科目」の申請においても、本専攻のカリキュラムで単位取得が可能です。

地域での活動

年に2回、地域の子どもさんや親御さんたち向けプログラムとして「自然とあそぼう!」を開催しています。
このプログラムでは、心理学領域の専任教員と学校教育領域の専任教員とが中心となり、大学院生や心理学部の学生とともに地域の方との交流を行い、教育・研究活動の成果を提供しています。

京都御苑「母と子の森」で開催されたプログラムの様子京都御苑「母と子の森」で開催されたプログラムの様子

資格・修了後の進路

資格・修了後の進路

本専攻では、基礎から実践まで幅広く知識・技術を身につけることが可能です。そのため、多様な進路が考えられます。

本専攻では、発達心理学や学校心理学をテーマとしながら、科学的研究計画に基づき、実験・観察・調査などの手法を用いて研究を進めていきます。 また、基礎的な理論を身につけた上で、発達に遅れのある子ども、子育てに不安を抱える養育者、あるいは教育に携わる関係者に対する支援が行えるよう、実習を中心とした実践的教育も行っています。
なお、仕事を続けながら学ぶことを希望される 社会人等に向けた「長期履修学生制度」も備えています。

これまでの本専攻修了生は、公務員、教育関連の一般企業、教育相談員、療育施設スタッフ、母子保健における発達相談員・グループ療育スタッフ、総合福祉施設における療育スタッフ、児童相談所、特別支援学校スタッフなど、幅広い分野での仕事に携わっています。

臨床心理学専攻の特色

わかりやすく系統立てて学ぶことのできるカリキュラム

わかりやすく系統立てて学ぶことのできるカリキュラム

本専攻は、日本臨床心理士資格認定協会の第1種指定校であり、必ず臨床心理士になることが必須です。
臨床心理学の理論・面接技法・査定・実践を身につけるためにも、その基盤となる心理学の基礎科目と臨床心理学の専門科目とを系統だったカリキュラムで学んでいきます。
関連科目群は「発達・学校心理学専攻」からの提供科目も受講できるため、非常に幅広い科目ラインナップとなっています。

修了に向けての科目履修とあわせて、臨床心理士受験資格を取得するための科目を取得し、視野の広い職業人を目指します。
自らの問題意識を心理臨床的な研究として修士論文に結びつけ、心理臨床の実践を積むことは、「車の両輪」ともいえます。

少人数制でのバックアップ

本専攻では、修士論文の指導、および実習のバックアップを少人数制で行っています。
各学年5~9名の院生に対し、専任教員7名(臨床心理士6名、精神科医1名)のスタッフ配置です。
 ・・・論文指導 教員1名:各学年の院生1~2名。
 ・・・スーパービジョンもほぼ同様。
論文指導では、本専攻から主・副指導教員がつくほか、他専攻から副指導1名が配置されます。合同専門演習では2専攻共同でのディスカッションを行うため、論文作成の力になります。

論文作成の力がつく + 事例をみる力がつく

臨床心理学専攻の実習について

実習は、主に、科目「臨床心理基礎実習I・II」および「臨床心理実習I・II」として行われます。本専攻では、実習施設・時間・指導とも、充実していることが特徴です。

学内実習

※心理臨床センターHPhttp://www.notredame.ac.jp/psc/も、参照してください。
学内での実習は、心理臨床センター「心理相談室」を中心に行われます。
ここには、本専攻の専任教員が専任相談員(臨床心理士)、精神科医として関わっており、常勤の専門相談員・専門事務職員が配置されています。 また、臨床心理士有資格者やこれから取得する修了生も研修員として加わり、層の厚い組織になっています。
これらすべてが「相談室スタッフ」として、全員でのカンファレンスを行っています。

学外実習

学外での実習は、学校関係と医療関係をバランスよく経験できるよう、配慮されています。
また、臨床心理士資格認定協会の基準(年間90時間)を大幅に超えて、約400時間確保されます。
実習先の臨床心理士・精神科医・教員など専門職スタッフと学内担当教員のダブル指導が受けられます。
※これら学内外の実習を確保するためにも、昼間の通学は必須となります。

地域との連携

ひきこもりポータルサイト

このサイトは、2007年3月から始まった、全国でも先駆け的試みである、ひきこもりの方やそのご家族を対象としたネット上の個別相談です。
本専攻が京都府青少年課から府内で唯一委託を受け、相談業務に当たり、院生と担当教員とがメール上でアドバイスを行っています。

「学びのパートナー」 ボランティア

京都市内の小中学校において、保健室や相談室など別室に登校する子どもたちの学習をサポートするボランティア事業です。 京都市教育委員会が主催するもので、心理・教育系の京都市内大学が協力しています。本学部・研究科では、事業開始の2003年度より参加し、不登校やスクールカウンセリングに関心のある学部生・院生が、多数活動しています。

※このほか、心理臨床センターを拠点に、がん患者への緩和ケアプログラム作成、京都府立医科大学との包括協定、京都市発達障害者センター「かがやき」との連携、小・中・高ノートルダム系列校との連携などを実施しています。

資格・修了後の進路

本専攻では、博士前期課程では、特定の分野や技法に偏らず、臨床心理士としての基礎固めを行うことを心がけています。将来、学校分野、医療分野、福祉分野、司法分野、産業分野など、さまざまな希望を踏まえた教育プログラムを経て、次のように院生各自の希望を実現するよう進路を見つけています。

スクールカウンセラー、教育相談所相談員、自衛隊幕僚本部、臨床心理士、少年鑑別所法務(鑑別)技官、国立総合病院心理カウンセラー、
ホスピス病棟カウンセラー、精神病院デイケア、精神科神経科、クリニック心理士、児童相談所心理判定員、情緒障害児短期治療施設指導員、
青少年センター相談員、電話相談カウンセラー  など

〔資格取得者〕
9期生(2013年度受験者)までに49名が臨床心理士資格を取得
(本専攻は「第1種指定校」のため終了の翌年度に認定試験を受験できます)