大学院心理学研究科

大学院心理学研究科の構成

大学院心理学研究科構成図

※心理学専攻では、社会人等に向けて「長期履修学生制度」を備えています

博士前期課程の特徴

2年間のカリキュラムでは「基礎科目」「専門科目」「関連科目」の組立てで構成され、基礎から応用・実践まで系統立て学びます。また専攻ごとに取得可能な資格が異なるため、それぞれに対応する実習、演習も行います。

臨床心理学専攻のトピックス4

  1. 公認心理師(国家資格)と臨床心理士のダブル取得が可能。保健・医療、教育、福祉、司法・犯罪、産業の分野で、心理専門職として対人援助に従事し、また特定の分野を極めるスペシャリストを目指せます。
  2. 教員の専門分野は多彩。広い視野とともに、特定分野のスペシャリストへの指導が受けられ、目指すキャリアを考える機会が豊富にあります。臨床心理学の研究指導に加え、心理臨床実践では学内教員によるスーパーバイザーがつき、深い学びをサポートします。
  3. 学内外の実習が充実。大学附属の心理臨床センターには子どもから大人まで一般の方々の利用があり、心理カウンセリングや心理検査、プレイセラピーなどの実習を行います。少人数教育であるためケース担当時間は豊富。学外実習は、地域の医療機関、福祉施設、教育機関、司法機関などで行われ、担当ケース経験も積みながら、心理専門職の役割の多様さを学びます。
  4. 上級生や研修員によるアドバイス、心理臨床センター専門職員による指導も細やか。不安の多い初年からでも、安心して実習が積める環境です。

地域連携

本研究科では、「心理臨床センター」での実践をはじめ、地域社会と連携してさまざまな活動を行っています。実習の一環として、また、大学院生の自主的な学びの場にもなっています。
心理臨床センターHPもご覧ください。

  • ひきこもりポータルサイト

    ひきこもりポータルサイト
    【臨床心理学専攻】

    ひきこもりの当事者とそのご家族を対象としたネット相談事業です。2007年から開始した全国でも先駆的試みで、京都府から府内で唯一委託を受け、大学院生と教員とがチームとなり、Eメールでの相談を行っています。

  • こころの相談コーナー

    京都府立医科大学附属病院内「こころの相談コーナー」
    【臨床心理学専攻】

    京都府立医科大学との包括協定に基づき、2015年より開設。外来部門の一角に、患者さまのご家族が看病や介護のなかでのストレスやこころの負担が抱えやすくなるように、本学心理臨床センターから臨床心理士等のスタッフを派遣して無料で相談をお受けしています。

※その他にも、小・中・高ノートルダム系列校と連携しての児童・生徒への支援、京都市教育委員会「学びのパートナー」事業への参画、京都市発達障害者支援センター「かがやき」と連携など、継続的に行われている活動もあります。

卒業後の主な進路

  • 臨床心理学専攻
    スクールカウンセラー、大学の学生相談室 、教育相談所相談員、自衛隊幕僚本部臨床4515理士、少年鑑別所法務技官(心理)、警察(臨床心理士、少年補導職員など)、総合病院心理カウンセラー、緩和ケア病棟カウンセラー、精神科病院デイケア、心療内科等クリニック心理士、児童相談所心理判定員、児童心理治療施設指導員、青少年センター相談員、電話相談カウンセラー、ひきこもり支援員、児童養護施設スタッフなど

博士後期課程の特徴

本大学心理学科から心理学研究科へと繋がる一貫教育の最終段階、博士後期課程です。
学習や記憶・認知など実験科学としての心理学も、対人援助技術によって個々人の対応上の問題に対処してきた心理学も、いずれもこころの基礎的なメカニズムを理解し、人間の現実社会への適応過程を考究するものです。両分野の専門家を擁する心理学専攻では、広い視野にたった研究をするにふさわしい場を提供しています。そして、科学的心理学に基づく研究能力を備え、それを基盤としてこころの問題に有効に対処できる人材を養成することを目標としています。 研究の集大成として博士論文を作成し、博士号の取得を目指します。

博士論文作成のプロセス

  博士後期1年次 博士後期2年次 博士後期3年次
4月~8月 研究題目・計画書提出
主指導・副指導決定
前期合同専門演習
博論第一次審査(1回目)
博論題目届出
博論締切(1回目)
前期合同専門演習
9月~12月 研究発表会
後期合同専門演習
研究発表会・博論中間発表会 博論中間発表会
博論締切(2回目)
1月~3月 研究報告書・計画書提出 博論第一次審査(2回目)
博論題目届出
 

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