2015年9月に公認心理師法が成立し、2019年春には心理職はじめての国家資格「公認心理師」が誕生。
長年にわたる心理学教育の伝統と実績を活かし、本学では「公認心理師」の資格取得に向けて全力でバックアップします。
「公認心理師」とは?
心理学の専門的知識と技術をもって、心理的支援の必要な方やその家族・関係者に対して、心理状態のアセスメントや心理相談・心理療法など支援を行うとともに、心の健康に関わる知識普及教育や情報提供の活動も行います。資格取得後は「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」といった分野での活躍が期待され、以下のような職場で働くことが想定されます。
- 不登校やいじめなど
子どものケアをする
スクールカウンセラー
- 病院でのカウンセリング
心理治療・支援
- 子育て・高齢者
障がい児・者の支援
- 企業での人事組織管理
メンタルヘルス
- 警察・家庭裁判所
少年鑑別所など
司法領域の心理職
- ハローワークなど
キャリア支援
「公認心理師」になるには?
国家試験を受験して合格しなければなりません。これから学ぶ人にとっては、次のような道筋での学びや実務が受験の条件です。
ノートルダムの心理で、取れますか?
- はい。
学部では、厚生労働省の指定25科目を備えており、受験に必要な講義、演習・実習科目をすべて履修することができます。学部4年間では、現場での80時間の実習が必要とされ、本学では保健・医療、福祉、教育、司法等の分野にわたる実習を行います。また、大学院ではさらに指定の10科目(450時間の実習を含む)を備えており、主体的実践的な学びを経て国家試験の受験に向けて勉強します。
ノートルダムで公認心理師を目指す特色は?
- 専門的な資格となると、具体的なイメージや心の準備が必要ですね。そのために、学部の授業では、資格取得と関係なく「心理カウンセリングフィールド研修」で現場の仕事の内容を知る機会があります。また、「小児医療ボランティア(京都府立医科大学連携事業)」や「学びのパートナー(京都市の不登校児サポート事業)」「リレーフォーライフ(がん患者さんやご家族のサポートイベント)」などのプログラムに参加し、体験的に進路について考える機会が豊富です。
また、意欲が高い方には「学内特別推薦」制度もあり、学部の最終学年から大学院科目を履修でき、進学後もゆとりをもって学べます。