ひとくくりで考えられがちである「インターネットを使う教育」ですが、 教える側の立場で考えると、大きく3つに分類できます。
- インターネットの各種機能を利用する操作の習得
- ネットワーク社会の一員になるための知識や規則
- 従来の教科教育に、インターネットを取り入れて活用
このうち、従来の教科教育にインターネットを取り入れた活動として、 すでにインターネットの教育利用がスタートしている学校では、主に以下の面で 活用されています。
- 調べ学習、情報収集
- 学校間、社会との交流学習
- 学校からの情報発信
そして、中学校は2002年から、高校は2003年から、新指導要領に基づいた カリキュラムが実施されます。新指導要領では「ゆとり」が強調され、 各教科の内容が削減される中で、情報教育だけは大幅に強化されています。 高校の新教科「情報」では、次の3つの教科から一科目(2単位、70時間) を選択必修することになります。
- 「情報A」情報を適切に収集・処理・発信するための知識と技能
- 「情報B」コンピュータの仕組み、科学的な考え方や方法など
- 「情報C」情報化の進展がt社会に及ぼす影響の理解など
「情報A」は授業の1/2以上、「情報B」と「情報C」は授業の1/3以上を 実習に当てるようにと明記されています (http://www.monbu.go.jp/news/00000317)。さらに日本政府は、首相直属の「教育の情報化 プロジェクト」において、主に以下の項目の実現に向けて動き出しています (http://www.kantei.go.jp/jp/topics/ vragency/991221saisyuu.html)。
- すべての教室にコンピュータを配置し、インターネットへのアクセスを可能に
- すべての教員に対して、1人1台のコンピュータを配置
- すべての教科において、すべての教員がコンピュータを活用して指導する体 制作り
- 教員以外の人材を活用し、学校の情報化をサポート
いずれにしても、学校にインターネット環境が用意されることは、これまでは、 窓がなかった教室に、大きな窓がつくようなものです。これによって、双方向に 大きな風が流れるため、先生にも生徒側にも、メリットとディメリットが生まれます。 しかも、学校においてインターネットを手にした児童・生徒は、同じものを手にした 先生よりも、より大きな影響を受けることを、先生は覚悟しておく必要があるのでは ないでしょうか。