ND Voice

大学で出会った西洋美術史の魅力が今の人生を決めました。

学芸員
人間文化学科(2019年4月、国際日本文化学科に名称変更) 2011年度
大竹 真由

どんな仕事をしていますか?

学芸員として働いています。 全国規模の巡回展から単館の企画展まで、さまざまな美術館の、さまざまな規模の展覧会に携わるため、数ヶ月先、数年先の展覧会準備に日々追われています。

学芸員の具体的な仕事内容をお聞かせください。

企画から広報活動までケースバイケースで携わっています。 企画展では、作品の選定や出品の交渉をしたり、1~2年前から準備のために各地へと出張したりすることもしばしば。 図録原稿の執筆のため、また、開催中のギャラリー・トークのために、作家についての勉強は欠かせません。 常に先のことを考える必要があるので、悩む暇もなく動き回っています。

やりがいや面白さについてお聞かせください。

作品借用時に行うコンディションチェックでは、展示中に見られない作品の裏側を見られ、新たな発見をすることもあります。 表に出ない部分にふれることができるのは学芸員の特権ですね。

もともと美術に興味をお持ちでしたか?

私が美術に興味を持つようになったのは、大学2、3年次に参加した海外研修がきっかけです。 その後、4年次で美術史を専門とする吉田朋子先生が着任され、美術史の分野に足を踏み入れました。 先生には大学院でも引き続きご指導いただきましたし、在学中はたくさんの先生方や先輩方とのつながりで世界が広がりました。

高校生へのメッセージをお願いします。

京都ノートルダム女子大学は小規模なので手の届くところにチャンスがあり、自分が行動すれば道が拓けていく大学です。 興味ある学問や人に出会える喜びをあなたにも体験していただきたいです。

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