ND Voice
卒業生インタビュー
漆器の絵柄を文房具に。江戸時代からの伝統を国内外に発信しています。
株式会社 象彦
人間文化学科(2019年4月、国際日本文化学科に名称変更) 2011年度
西村 和香
どんな仕事をしていますか?
家業の漆器店で広報を担当しています。SNSで海外や若い方に向けて発信したり、取材に対応したりというお仕事です。
印象に残っている仕事があればお聞かせください。
2015年に漆器の絵柄を文房具に取り入れたブランド「一六六一」を立ち上げ、商品開発にも携わるようになりました。このブランド名は、象彦の創業年にちなんで命名。日常的に使える文房具を通じて「和」に親しんでいただきたいという思いをこめています。
今の仕事に決めた理由は。
もともと古いものや美術に興味があって、在学中に学芸員の資格を取得していました。 展示会の運営や企画の仕事をしてみたいと思っていたところに、実家のお店でギャラリーをやることになって。 大学で勉強したことがすぐに生かせるところに魅力を感じて、入社を決めました。
学生時代の学びで仕事に生きていることはありますか?
海外のお客さまと交渉する場合に、大学で幅広く学んだ国内外の芸術・文化に関する知識や、アラビア語などの語学スキルが役立っています。 また、情報処理士の資格を取っていたので、ウェブショップの運営にも携わることができました。マナー講座で覚えた作法も実践していますし、役立っている学びはたくさんありますね。
高校生へのメッセージをお願いします。
大学入学時は何を学びたいのか明確ではありませんでしたが、さまざまな科目に挑戦する中で広報の仕事にたどり着きました。 「やりたいことがわからない」という人は、ぜひ幅広く挑戦して熱中できるフィールドを見つけてください。京都ノートルダム女子大学ならそれが見つかるはずです。