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人間文化研究科 人間文化専攻(修士課程)

専攻概要

各国・地域の多様な文化を学際的に研究し、人間存在の本質に迫る

人間の想像力は、芸術・思想・宗教など多様な文化的所産をその歴史に遺してきました。人間文化専攻では、文化を表現として分析し人間の営みを考察する「表現文化領域」と、文化を伝達し継承する方法を考究する「実践文化領域」の両方向から研究を展開します。この2本の柱をもとに、文化に対する畏敬の念と理解に支えられた研究能力を身につけ、現代社会の要請に応える、真の意味での文化のスペシャリストを育成します。

取得可能免許

教諭免許(中学校専修 国語/高等学校専修 国語)

カリキュラム

人間文化専攻の教育課程は、研究の基礎能力を養う基礎科目、日本・中国・アラブ・ヨーロッパなどの文化を学び、図書館情報学・教育学・情報学など文化継承の方法を研究する専門科目、各自の課題に即した実践的な研究能力を身につける演習科目から成ります。

基礎科目

基礎科目は1年次必修で、文化の特性に関する認識の質的な転換をはかり、一層高度な理解力と運用能力を身につけます。

  • 文化学研究方法論
  • 文化学研究実践論

専門科目

専門科目は、「表現文化領域」と「実践文化領域」の2領域に分かれます。「表現文化領域」では、個々の民族や社会集団特有の文化的所産である文学、絵画などを、民族的・地域的特性や言語・宗教・生活風習などの文化的背景から探究します。 「実践文化領域」では、多様な文化間の協調と共生の可能性を積極的に探究し、さらに諸文化において継承されてきた有形・無形の文化的所産を未来に向けて活用する方法を考察します。 自分の研究目的により、2領域を柔軟に組み合わせ、幅広い視野で考察する学際的な探求力を高めることができます。

  • 日本語学特論
  • 漢文学特論
  • 日本近代文学特論
  • 日本近代詩持論
  • ヨーロッパ芸術文化特論
  • キリスト教文化特論
  • 日本文学史特論
  • 出版・情報文化特論
  • 読書教育特論
  • 女性健康文化特論
  • 女性生涯設計特論など

演習科目

<専門演習> <インターンシップ> <特別研究>があります。 <専門演習>では、院生が「専門科目」の履修内容をふまえて修士論文のテーマの選択や研究の方向性について指導を受けます。 <インターンシップ>は演習科目のひとつで、院生が国際交流事業や国際機関、また図書館、博物館などにおける実践力・応用力を修得するために、国内外の関係機関でおこなう実習のプログラムです。<特別研究>では、段階を追って、研究成果をもとに、修士論文を作成する方法を学び、実際に活用します。

  • 専門演習
  • インターンシップ
  • 特別研究

主な科目紹介

文化学研究実践論 文化の研究では、年々新たな試みがおこなわれています。研究を志す者は、伝統的な研究方法とともに、新しい研究の考え方や方法を学び、自らのものとする必要があります。本クラスでは、学会で発表される最新の研究活動を知るとともに、その方法論の妥当性を検証しながら、自ら実践し自在に活用することを目標とします。
図書館情報文化特論 読書や情報探索行動は、人間にとって生涯にわたる文化活動の一部で、その習慣や方法を身につける支援は、図書館の大切な役割のひとつです。本特論では、読書能力・読書興味の発達段階、学習理論、情報ニーズ・情報探索行動のプロセス分析などの学術研究への理解を深め、より良い図書館サービスのあり方を探ります。
ヨーロッパ社会文化特論 デンマークをはじめとするスカンジナビアの社会は、歴史や言語、文化面で共通の背景を持ち、よく似た社会保障政策を実現してきたことから「北欧文化圏」として存在を高めています。しかし個々の社会に注目すると、異なる側面に気がつきます。本授業では、文献購読と議論をとおして、北欧社会の同質性と相違性を考えていきます。

修士論文題目

  • 太宰治「善蔵を思ふ」論 -「嘘みたいな、まことの話」を基軸に
  • 泉鏡花怪異小説論-「高野聖」と「眉隠しの霊」を通して-
  • 宮崎駿監督作品の本当らしさ~「となりのトトロ」を中心に~
  • 李白の詩における美意識について-「月」に関する語彙を中心に-
  • C.D.フリードリヒの芸術観-<テッチェン祭壇画>の展示を手がかりに-
  • 英国のベッドタイムストーリーと日本の読み聞かせに関する考察
  • 国内の公共図書館におけるLLブックの提供と課題~利用を支える出版と普及モデルの考察~