学部等・大学院

心理学研究科 心理学専攻(博士後期課程)

専攻概要

心理学に関する高度な知識を有し、応用的場面で活かせる自立的な研究者に

学習や記憶・認知など実験科学としての心理学も、対人援助技術によって個々人の適応上の問題に対処してきた心理学も、いずれもこころの基礎的なメカニズムを理解し、人間の現実社会への適応過程を考究するものです。多彩な専門家を擁する心理学専攻では、広い視野に立った研究をするにふさわしい場を提供しています。科学的心理学に基づく研究能力を備え、それを基盤として心理学研究のパイオニアとなり得る人材を、またこころの問題に有効に対処できる人材を養成することをめざしています。なお、仕事を続けながら学ぶことを希望される社会人などに向けた「長期履修学生制度」も備えています。

カリキュラム

臨床心理学、認知心理学、教育心理学、発達心理学など幅広い分野から成る心理学を、それぞれ体系的に、また密接に関係づけながら身につけていきます。そして、基礎的心理学とそれを社会の応用的場面で活かす実践的な心理学に関する、幅広いかつ高度な知識を有した自立的な研究者を養成することを教育目標としています。

特殊研究科目

特殊研究は、心理学における専門知識の獲得と研究テーマの追究に必要な知識・研究方法の修得をめざすものです。本専攻では6つの特殊研究科目を設けています。博士後期課程でおこなう心理学の研究は、博士前期課程で追究してきた研究テーマを発展させ、人間のこころのメカニズムとその応用的な対人援助技術について、より高度に科学的に考究していくことをめざすものです。これらの特殊研究科目への取り組みを通して、博士論文作成の素地を形成します。

  • 心理学特殊研究A(認知機構)
  • 心理学特殊研究B(発達心理学)
  • 心理学特殊研究C(学校心理学)
  • 心理学特殊研究D(教育評価)
  • 心理学特殊研究E(心理療法)
  • 心理学特殊研究F(心理アセスメント)

※科目名は変更の可能性があります。

演習科目

「心理学特殊演習」は、研究テーマが近い院生と教員が複数で構成する研究会形式の演習です。研究のテーマを探索し、文献とディスカッションを通して専門的知識や方法論を学び、院生各自の研究計画立案、実際のデータ収集と分析、発表や討論を通して、研究の深化と発展を図ります。「後期特別研究」は、各院生の研究テーマによって主指導および副指導教員を決定し、科学的心理学の研究方法に基づく博士論文の指導を行います。

博士論文作成の流れ

1年次 ・主・副指導教員決定
・研究題目・計画書提出
・心理学特殊演習Ⅰ・Ⅱ
・後期特別研究Ⅰ
2年次 ・博士論文一次審査
・博士論文題目届出
・心理学特殊演習Ⅲ・Ⅳ
・後期特別研究Ⅱ
3年次 ・博士論文提出
・博論審査
・博士号(課程博士)取得
・後期特別研究Ⅲ

学位論文審査基準


主な研究テーマ

  • 幼児期における遊び場面のエピソード報告の発達について
  • 感情表出ルールに関する発達研究
  • がん患者のグループ療法 ―新たなプログラムの開発について―
  • 平成16年度~平成20年度私立大学学術研究高度化推進事業
    (「オープン・リサーチ・センター」)「がん患者に対する緩和ケアプログラムの作成」実施