こども教育学科では、0歳児から小学校6年までのこどもたちが自制心を持ち、規範意識及び生活習慣の確立に向けた教育と、学習や将来の生活に希望を持ち、人間関係を健全に形成できるための教育ができる人材育成をめざしています。
そして、幼稚園教諭・小学校教諭養成と保育士養成、さらに特別支援学校教諭養成を加え、広い視野でこどもたちに接し、こどもたち一人ひとりの可能性を最大限に引き出せる教育者の育成を行います。
ほとんどの教員が、保育士、幼稚園・小学校・特別支援学校教員の経験があり、それぞれの分野の教育現場を熟知しており、知識に加えて現場で生きる知恵や技能を学ぶことができるため、実習や就職のサポートが充実しています。
また、円滑な大学生活をサポートするため、少人数クラスで担任制をとっており、共に学ぶ友人や教員との関わりを通して、互いに高め合う人間関係づくりをめざしています。
就職先を見すえて、2コースのうち1つのコースを選択し、専門的知識と技術を集中して修得します。2つの免許・資格を取得することで、就職の際の選択肢が増えます。
1年前期に、保育所、幼稚園、小学校、特別支援学校の実態やこども達の姿について、保育・教育現場を熟知する専門教員の講義を受け、さらに、保育所、幼稚園、小学校、特別支援学校すべての見学または参加実習を行います。
こどもたちや先生の声かけなどを見て、各職業のイメージを具体的に掴むことができます。これらを踏まえて、夏期休暇前に自分でコースを決定します。そして、後期から各コースの専門的な学びを進めていきます。
特別支援教育の対象は、障害のあるこどもの教育だけでなく、多様な教育的ニーズのあるこどもへの対応が含まれています。特別支援教育は、特別支援学校だけではなく、保・幼・小・中・高校に、障害だけでなく日本語指導や不登校など、多様なニーズのあるこどもが在籍しています。多様なニーズのあるこどもを理解するために必要な基礎的な知識や技能を身につけた「特別支援学校教諭免許状」所有者への期待は大きく、特別支援学校教諭免許状の所有者は全ての学校などで求められています。
・幼稚園教諭一種免許状
・保育士資格
・幼稚園(教諭)
・認定こども園(保育教諭)
・保育所(保育士)
・児童福祉施設[乳児院、児童養護施設、母子支援施設、児童発達支援センターなど](職員)
など
・小学校教諭一種免許状
・特別支援学校教員一種免許状
(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)
・幼稚園教諭一種免許状
・小学校(教諭)
・特別支援学校(教諭)
・幼稚園(教諭)
・障害児関連施設(職員)
・障害者福祉施設(職員)
など
各園や学校に関する授業を受け、保育・教育現場での見学または参加実習を経験した後、自分でコースを決定。
「こども教育基礎演習」では、現場経験豊富な教員から、現在の保育所、幼稚園、小学校、特別支援学校の実情や教職員の役割などについて学びます。
また、学年を少人数クラスに分けて担任制をとっており、学生生活に関する個別相談や履修相談など、サポートしていきます。
「こども教育フィールド研修」では、全員、保育所、幼稚園、小学校、特別支援学校での見学または参加実習を行います。日々の保育・教育活動の実態や保育者・教員の意義について理解を深めます。
このように、各現場の実情を学び、自分の目ですべての現場を見て、こどもたちとふれあうことで、自分の目指す職業、必要となる免許・資格を確認することができます。
1年生前期終了時(夏期休暇前)のコース選択に役立ちます。
初等教育コース(小・特・幼)では、小学校教諭一種免許状の取得を目指した上で、特別支援学校教諭一種免許状を取得することができます。2つの免許を取得することで、特別支援学校の先生だけでなく、「特別支援教育の知識をもった小学校の先生」を目指すことができます。(幼稚園教諭一種免許状を取得することも可能です。)
また、保育所、幼稚園、学校現場では、多様なニーズのあるこどもが増えてきています。本学科では「特別支援教育論」を必修科目にしており、すべての学生が「特別支援教育」の基礎を学ぶことができるようになっています。