学外での日本語教育実習が終了しました
本学・日本語教員養成課程を履修している学生が、大学の外へ出かけ、外国人学習者が実際に日本語を学んでいる学校現場で日本語を教える科目「日本語教育実習Ⅲ」が無事終了しました。
今年度の履修者は、京都民際日本語学校へ実習に行った青木麗菜さんと、京都言語文化学院へ行った鈴木ゆらりさん(いずれも国際日本文化学科4年次生)の2名でした。

先日、その実習成果を発表する「日本語教育実習Ⅲ 実施報告会」が行われました。現在、養成課程を履修している1~3年次生が集まり、先輩たちの体験談を熱心に聞き入っていました。実習は、いつからいつまで行われ、授業は何時間、どんな内容で担当したか、学生たちの状況はどうだったか、うまくいったところ、うまくいかなかったところは何かなど、写真や動画を織り交ぜながら、また指導案の実物なども披露しつつ、二人とも内容の濃い発表をしていました。来年度の実習生たちにとって、よい参考となったことでしょう。

以下、発表者の感想です。
実際に模擬授業を日本語学校でしてみて、学生の反応でわからないと言われたときは少しつらかったですし、上手くいかないこともありましたが、やはり学生と話したりふれあったりすると、また頑張ろうという気持ちになり、とても素晴らしくてあっという間の2週間で、終わってほしくないと思いました。今回実習を体験して、以前より日本語教員になりたいという気持ちが強くなりました。(青木麗菜さん)
今回の実習を通じ、日本語教員の仕事内容や授業の進め方、学生との関わり方などたくさんのことを学びました。実際に教えるにあたり、自分たちが何気なく使っている言葉がどれだけ難しいのかと、日本語の難しさを痛感したと同時に、日本語を使ってネパールをはじめ国際色豊かな学生とコミュニケーションをとれたことがとても嬉しく、楽しかったです。日本語教員という仕事により深く興味、関心を持つ様になりました。(鈴木ゆらりさん)