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茶室「神徳庵」での授業

2026-06-18

京都ノートルダム女子大学には茶室があります。1994年、ユニソン会館が竣工したときに、大学の学びに茶道の精神を加えたいと考えられた当時の先生方が提案し、ソフィア館の前に立てられました。

茶室には名前がありませんでしたが、2012年、大学創立50周年事業の一環で、保護者会のお力添えにより裏千家から「神徳庵」の庵号をいただき、千宗室御家元の御揮毫による扁額が掲げられました。

その茶室を使って授業をしようと、古典文学を専攻する3回生「専門演習」(ゼミ)で、「茶道の心と茶席のマナー」の授業を行いました。裏千家講師・仲村直美先生をお招きし、貴重なお茶のお話と、お点前披露をお願いしました。お茶席の入り方から始まり、床の間のしつらえ、お菓子やお茶のいただき方、お作法のもつ意味など、わかりやすく講義してくださいました。

すずやかな特別な空間でいただくお菓子とお茶は、とてもおいしくて、身も心もリフレッシュし、よい授業の折り返し点になりました。これから夏にかけて暑くなっていきますが、気持ちを切り替えて、残りの前期授業もがんばってほしいと思います。

以下、参加した学生諸君の感想です。

茶室に入るときには、静かに歩き、ふすまの開け閉めも、最後に入った人は、大きな音を立てて閉め、全員揃ったことを知らせる目的があることや、茶室では、畳のへりを踏まないことや、道具を大切に扱うことにも意味があり、相手や道具への敬意を表していると感じた。お茶をいただく前に、お菓子を先に食べることで、抹茶の苦みを和らげ、よりおいしくお茶を楽しむための工夫だということを知り、より興味を持ちました。お菓子を取るときには、懐紙の上に丁寧に乗せ、周りの人への配慮を忘れないようにすることが大切だと学んだ。 さらに、茶室は五感を楽しむ場所であることも学んだ。目では掛け軸や花、茶碗の美しさを楽しみ、耳ではお湯の沸く音や静かな空気を感じる。香りでは畳やお茶の香りを味わい、手では茶碗の温かさを感じ、味覚ではお菓子と抹茶を楽しむ。このように、茶道は五感を通して心を落ち着かせ、日本文化の奥深さを感じられるものだと思った。 (洞井美菜子さん)

お茶を飲む時にお先に頂戴しますと言ったり、相手への配慮や敬意が込められていることが印象に残りました。普段の生活では時間を気にして急いで行動することが多いけれど、茶道では落ち着いて丁寧に行動することが大切にされていて、日本らしいおもてなしの心を感じました。また、茶室の雰囲気や掛け軸、季節に合わせたお花など、お茶以外の部分にも相手を楽しませる工夫があることを知り、細かい部分まで気配りがされていると感じました。最初は茶道に対して作法が多く難しそうなイメージがあったけれど、意味を知ることで少し興味を持つことができました。今後、実際に茶道を体験する機会があれば、今日学んだことを意識しながら参加してみたいと思いました。  (塚本杏菜さん)

 普段何気なく過ごしている空間とは異なり、張り詰めた中にも温かさがあるお茶室の雰囲気に、背筋が伸びるような心地よい緊張感を味わいました。先生が優しくご指導くださったおかげで、敷居が高いと感じていた茶道がとても身近に感じられ、心豊かなひとときを過ごすことができました。  (林柚衣さん)

 茶室では金平糖や琥珀糖などのお菓子をいただいた後にお茶を飲んだ。お菓子の甘さとお茶の苦みがよく合っていて、おいしく感じた。また、お茶をいただく前には、お茶を点ててくださった方に「お先に頂戴いたします」と挨拶をし、隣の人にも一言声をかけてから飲むことを学んだ。このような作法から、茶道では相手への気遣いや感謝の気持ちを大切にしていることが分かった。  (栗山菜々美さん)