「上級実験演習」成果発表会を行いました
心理学科の「上級実験演習」では、受講生がアロマや香りに関する実験・調査に取り組んできましたが(前回の記事はこちら)、7月末に成果発表会を行いました。
「アロマによる記憶力への影響」
「パッケージの色と形が香りの印象に与える影響」
「香りによるリラックス効果」
「POPが香りの印象に与える影響」
成果発表会には、授業開始時にアロマに関する講義をしてくださった寺西様もお越しくださり、各グループの研究発表に対して、貴重なコメントやご助言をいただきました。また、学生からの質問にも丁寧に答えてくださり、普段のカウンセリングの様子もロールプレイにて示してくださりました。
発表に対して丁寧なコメントとご助言をいただきました
クライエントの困りごとや香りの好みをどう聴き取るかを示していただきました
以下に、受講生による授業の振り返りを一部紹介します。
・データを収集し、分析をすることを特に頑張ったと思います。収集したデータをどう分析をしていくのか、分析した結果からの考察などが難しく、メンバーとじっくりと考えながら、考察をまとめました。
・グループワークでの意見出し、自分の意見に納得してもらえる材料集め、話し方などをよく考えた。
・頑張った点は、発表である。人前で発表することに慣れていなかった為、非常に良い経験ができた。
・自分たちでとった結果を分析してそれを他の人たちにわかりやすいように文章にする力が身についたのではないかなと思います。また、1人では作り上げることができなかったと思うので、協力する力が身についたと思います。
・メンバーと協力して、考察まで粘り強くやり遂げたことやデータを解析する力などが身についたと思います。自分がどのような研究をしたいのか、研究するにあたって、どう収集し、解析を行うのかを考える力も身についたと思います。
授業を通して、実験の計画やデータ収集・分析方法など、研究遂行上のスキル修得だけでなく、メンバーと協働する過程でも、自分の意見をメンバーにどう伝えるか、メンバー間で意見をどのようにまとめるかなど、さまざまな気づきがあったことがうかがえました。この授業での経験が今後の卒業研究やグループ活動に活かされることを願っています。
最後になりましたが、アロマに関するご講義と学生たちの実験・調査への貴重なご助言をくださった寺西様、実験や調査にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
報告)授業担当:尾崎仁美・松島るみ