「誰もが快適な生理を サミット2026 in Kansai」で心理学科の学生がプレゼンを行いました
2026年8月4日(火)、「誰もが快適な生理をサミット2026」が本学を幹事校として開催されました。本学心理学科では、2023年度より、フェムテックジャパン様と産学連携を行い、「誰もが快適な生理を」のスローガンのもと、様々な人を対象とした調査研究のほか、月経に対する意識の向上と社会的課題の解決に向けた取り組みを行っています。

昨年、イベントに出場した4年生が総合司会を務めました
※イベント当日の様子はこちら(Youtube)
※J:COM様のウエブサイトでもご紹介頂きました。以下からもご覧いただけます。
J:COM様ウエブサイトはこちら
当日は、高校・大学からの取り組みに関するプレゼンのほか、国内における月経に関する課題をどう解決するかについて、多様な視点から発表が行われました。心理学科からは、尾崎ゼミ、松島ゼミの3年生が登壇しました。尾崎ゼミの学生からは、女子大生を対象に行われた、月経に伴う心身の状態や生活への影響、月経に関する知識についてのアンケート結果が説明され、今後、結果をもとに、月経に関する基本的な知識や対処方法を伝えるリーフレットを作成する予定であることが発表されました。

尾崎ゼミ生の発表
また、松島ゼミでは、学生がこれまでに体験したアルバイト先や身近な男性とのやりとりの中で、月経に関する知識不足を感じたり、月経に関連したトラブルを経験したりしたことを踏まえ、男性への啓発が必要ではないかという問題意識から、男性の月経に関する理解向上を目指したポスターを作成しました。当日は、学生が作成した8枚のポスターと、実際に男性から受けたフィードバックの内容について発表しました。

松島ゼミ生の発表
高校生からは、月経期間に授業で着席している間にも快適に過ごせるクッションの商品開発に関する発表がありました。また、大阪大学の杉田映理教授からは、「MeW(ミュー)Project」で取り組んでおられる月経をとりまく諸課題や、その成果に関する発表が行われました。さらに、フェムテックジャパンの野口俊英氏からは、能登半島地震での生理ナプキン配布の活動に関する報告が行われ、避難所での生理ナプキン配布に関する課題も共有されました。
プレゼンの後はトークセッションが行われました。今回の「誰もが快適な生理をサミット2026」というタイトルに「サミット」という言葉があるように、前半のプレゼンの発表内容を踏まえて、今後私たちが目指す方向について共同宣言がなされました。その宣言の内容は以下の通りです。

トークセッションの様子
【共同宣言】
1.既に生理用品を設置済みの学校の生徒・学生がメリットを発信することで、他の学校や企業などへ必要性や魅力を伝え、トイレへの生理用品の設置率を高めること。そのためにメリットの発信を促すこと。
2.生理への対処に関する避難所運営マニュアルを制作し、ナレッジを拡散すること。

「共同宣言」発表の様子
今回のサミットを通して、月経に関して多くの課題が残されていることを改めて実感するとともに、高校生など若い世代が、自分たちの問題を自分たちの思いや力で解決し、協働してウェルビーイングを高めようとしている姿を頼もしく感じました。
後期には、月経に関するリーフレットの作成や、男性向けポスターの掲示など、今回発表した取り組みを実際に進めていく予定です。今後の取り組みについてはまたブログにて引き続き発信したいと思います。

出場者の皆さんと
報告:松島るみ・尾崎仁美