自然と遊ぼう!「いろいろな秋の葉っぱを探そう」の巻 開催報告
今年で28回目を数える「自然と遊ぼう!」が、11月17日(日)に宝が池公園いこいの森にて無事開催できました。天気予報では午後から雨の予報でしたが、なんとかお天気も持ち、気温も寒すぎず、15家族の親子(子ども21名、大人19名)、学部生・大学院生のボランティア14名、教員5名が集い活動できました。
今回は「いろいろな秋の葉っぱを探そう」というテーマで、色とりどりの落ち葉を拾って観察や造形遊びを行いました。子どもさんそれぞれに葉っぱの大きさ、形、色に特徴を見つけて拾い集めていましたが、手提げのビニール袋いっぱいに集める子、葉っぱよりもドングリを集める子、特徴のある葉っぱや木の枝を集める子、拾って観察するだけでも子どもさんそれぞれの個性が光っていたことが印象的でした。
集めた落ち葉は特製のケースに入れておいて、ビンゴゲームで「赤い葉っぱ」「大きい葉っぱ」・・・と自分が拾った葉っぱとマッチングさせて遊んだり、目玉シールをつけてお魚に見立てて水族館をつくったり、モールの足をつけて虫に見立てて(不思議な生き物も出現?!)、それを使ったお相撲遊びをしました。
葉っぱパズル 集めた葉っぱは色とりどり たっぷり葉っぱを集めた中に「どんぐり」も
森の中の水族館
藤本先生によるお相撲の解説(葉っぱの軍配) とんとん相撲でお友達と対戦
「1枚の落ち葉」でも、子どもたちの手にかかり、想像力がつけ加えられると、いかようにも遊び道具に代わります。この自由度が、子どもたちの活動を伸びやかにさせてくれる鍵となります。
また、葉っぱをファーブル顕微鏡でのぞいてみると、なんとも不思議な模様や構造がみえてきて、小さな子どもさんでも「なんだろう?おもしろい!」と、夢中になる姿がありました。
終盤の頃には少々眠くなり疲れが見え始める小さなお子さんもおられましたが、パラバルーンで光や風を体感しながらダイナミックに遊びはじめると、再び表情がほころんで最後に楽しい締めくくりができました。
ファーブルをのぞくと「わー、なんか見える!」 最後はパラバルーンで盛り上がり!
参加者の感想からは、「子どもがキラキラと輝いて楽しんでいた」、「わが子の見立ての発想を楽しんだ」「子どもと一緒に葉っぱをじっくり観察して大人の自分もいろいろな気づきを得た」「帰宅後もお相撲に夢中で遊んでいた」など子どもが熱中している姿、わが子の普段とは異なる姿に感じることがあったという感想をいただきました。また、学生の対応についても「子ども目線で丁寧に接してくれた」「子どもに合わせた気配りと素晴らしい対応に感動した」「こどもと学生が仲良く話していた姿を見て温かい気持ちになった」など、ご自身の子どもさんと同じくらい学生のこともよく見てくださり、あたたかい言葉を届けてくださいました。学生の感想からは「こどもが楽しく遊んでいる姿を見られた」「こどもは自分で考えて動く力があふれている」など、子どもの自然な姿から新たな気づきや学びが窺え、大人も子どもの姿から力をもらい、実りあるひと時を過ごせたのではないかと思います。
この活動が今年も無事にやり遂げられたのは、参加者親子の皆さんと学生、そして関係者のみなさまのお力添えがあってこそと、改めて感じています。この場をお借りして御礼申し上げます。
今後とも、皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
報告:薦田未央・高井直美