京都いのちの日こころのつながりメッセージ展に参加しました。
みなさん、「いのちの日」をご存知でしょうか。
京都府では「京都府自殺対策に関する条例」において、毎年3月1日を「京都いのちの日」と定めています。自殺への関心と理解を深め、防止等に関するさまざまな活動が行われており、その一つに京都府自死対策カレッジ会議があります。
コロナ禍を経て、近年の自殺者数は減少に転じている一方、若年層、ことに小中高生においてその数は増加傾向にあることが社会課題になっています。カレッジ会議は若者の自殺対策を大学生である若者自身が、その背景にある困難要因について理解し、自分や周りの人を守る対策を学びながら考える会議です(過去の本学の取り組みの記事はこちら:2024年度、2023年度、2022年度)。
今年度は5月~2月まで毎月1回土曜に会議が開催されました。本学、龍谷大学、京都文教大学、京都橘大学、京都府立大学の有志学生が集まり、前半はゲートキーパーに関する学びや、「#逃げ活」についてのディスカッション、自殺との関連で依存症についてNPO法人京都マックから講師をお招きした学習会を実施するなど、様々な視点から考えることを経験。秋からは「京都いのちの日こころのつながりメッセージ展」の企画、準備が活動の中心となりました。
会議は、龍谷大学(キャンパスプラザ京都内)や京都府立大学など各大学で開催され、12月は本学のアクティブラーニングスペースでも行われました。

会議の様子(左)と本学でもメッセージを募集(右)

京都府庁での企画準備風景
いのちの日のメッセージ展は、2月11日にイオンモール京都桂川で開催され、多くの方が会場に立ち寄ってくださいました。
企画コーナーは盛りだくさんで、困ったときの相談先や#逃げ活を考える「まゆまろゲーム」、逃げたくなるときの対処法や困っている人にかける言葉などを会場参加者に書き込んでもらうメッセージボード展示、小さな子どもさんにも参加してもらえるようなマイエコバック作り、自分について知る心理テストや臨床宗教師による傾聴体験などなど、来場者は思い思いに参加されていました。途中、テレビ取材もあり、当日夜のニュースで報道もされました。

メッセージボード係がんばりました まゆまろも頑張りました!
今年度、本学からは5名の大学院生が参加。研究や実習の合間を縫っての活動で、2月28日の振り返り会議は国家試験前日となったため、さすがに出席はかないませんでしたが、それまでの会議には多忙な中でも積極的に参加、活動をしてきました。その功により今年も3月13日に学長奨励賞を頂きました(表彰式の様子はこちら)。
参加学生の感想にはこんな声がありました。
「扱うテーマは難しいものでしたが、学びを深めイベント準備を通して、自死対策は専門家だけができる特別なことではないことを知りました。悩んでいる人への気づき、声をかけ、見守ることなど自分たちの日々のかかわりが対策につながることを学び、そのことをたくさんの人に伝える体験を通して、多くの学びと貴重な経験ができました」
この感想にもあるように、イベント準備の過程では、自死という重いテーマについてさまざまな視点で検討し、配慮を重ねながら、社会に向けてどのように伝えていけばよいか、生きづらいと感じ悩んでいる人にどのようなメッセージを届けられるのか、会議の中でもしばしば議論になっていたように思います。
一人一人ができることはささやかな活動かもしれませんが、考え、行動することが大きな一歩につながると願いたいです。
最後に、学生の活動を導き支えてくださった京都府職員の皆様、関係者のみなさま、学内でメッセージ募集に協力くださったみなさまに、この場を借りて感謝申し上げます。
報告:薦田未央