夏にぴったり!の夏スイーツを提案! 2024年度「社会・ビジネス心理フィールド研修」最終報告会を開催
社会・ビジネス心理フィールド研修では,2024年度も京都北山マールブランシュ様(株式会社ロマンライフ様)と連携させて頂き,2025年2月に最終報告会を行いました(授業の様子はこちら。昨年の報告会はこちら)。
今年度,学生が頂いたお題は,以下の2つでした。
①マールブランシュの様々なスイーツを「夏にぴったり!」というシーンなどを考え,そのPRやプロモーション方法や販売方法を提案すること。
② マールブランシュらしい新たな「夏のスイーツ」の新商品企画の提案。
提案の参考にするため,2つのグループに分かれて,夏のスイーツに関するアンケート調査内容を検討し,女子大学生約100名に対し実施しました。そして,このアンケート結果を踏まえ,「夏にぴったり!」とお客様に感じてもらえるような商品やサービスの提案を考えました。
①のお題では,「キッチンカーでの移動販売」「既存商品の食べ方の提案」「アフタヌーンティー」について提案を行いました。
「キッチンカーでの移動販売」では,本学の学園祭にも販売に来て頂いているマールブランシュ様の「キッチンカー」をヒントに,家から出たくなくなるほどの猛暑に,「マールブランシュがあなたの近くまで涼しさと喜びを運びます!」というキャッチフレーズで,移動販売を行う提案やこの移動販売をどうお客様に告知するかの提案を行いました。
「既存商品の食べ方の提案」については,マールブランシュ様の夏限定商品に対する印象について大学生にアンケートを行い,夏限定商品であっても,必ずしも「夏に食べたい」と回答する人の割合が多いとは限らないという結果に注目し,どう工夫すれば夏に食べたいと思ってもらえるのか,商品販売の工夫やスイーツと合わせる飲み物等を提案しました。
アフタヌーンティーのグループは,マールブランシュ様らしい夏のアフタヌーンティーを考案し,夏にぴったりという演出も含めた提案を考えました。
「夏にぴったり!」と思ってもらうためのサービスとは?
②のお題では,新商品「エテドラジェ」「水レアチーズシリーズ」「Petit bonheur(プチ・ボヌール)」という3つのスイーツを提案しました。
「エテドラジェ」は,フランス語の「été(夏)」と「dragée(ドラジェ=糖衣がけの菓子)」を組み合わせた商品名です。夏はチョコレートが溶けやすく,購入する機会は減るものの,「夏でもチョコレートが食べたい」という人向けに,ナッツ入りのチョコレートを溶けにくい砂糖でコーティングするというお菓子を提案しました。「水レアチーズシリーズ」は,夏によく食べられる和菓子「みずまんじゅう」をヒントに,レアチーズを水まんじゅうの生地に包んだ洋菓子です。最後に「Petit bonheur(プチ・ボヌール)」は,「小さな幸せ」という意味のクッキー菓子で,夏でも日持ちしやすくお土産にもしやすい夏スイーツを意識しました。夏らしさを出すために,クッキーの中には,パート・ド・フリュイというフランスの伝統的なフルーツゼリー菓子を入れ,そのフルーツは京丹後産のメロンや桃等,地元京都の果物を使うことを提案しました。
新商品提案の様子
1月の中間発表会においてマールブランシュ様より提案に対するご意見・ご助言を頂きましたが,最終報告会の直前までプレゼン資料の修正をしており,本番に間に合うのかひやひやしました・・。しかし,学生達は発表直前まで内容を見直し,プレゼン,発表内容ともに中間発表会からのブラッシュアップに努めました。
課題はたくさんありましたが,マールブランシュ様からはアウトプットし,いかに調整(修正)できるかが重要であると助言頂きました。また,社会人になると,相手の心を瞬間的にとらえることがより大切になってくること,いかに短い表現で突き刺さる言葉でプレゼンするかが重要であること,「なぜこの提案をするのか」を常に自分に問うことが重要であること,等,とても貴重なご示唆を頂きました。学生には大きなチャレンジだったと思いますが,チャレンジしてアプトプットしたからこそ,様々な学びが得られたのではないかと思います。
受講生の皆さん,本当にお疲れ様でした!
最後になりましたが,いつも学生達をマーケティング部1年目の社員として熱心に暖かくご指導頂きました京都北山マールブランシュの秋田博一様,横井彩夏様には長い間本当にお世話になりました。ありがとうございました!
マールブランシュ様からは提案の内容だけではなく,プレゼンの方法やプレゼンに対する心構えについても助言を頂きました
マールブランシュの皆様と
報告者:社会・ビジネス心理フィールド研修授業担当 松島・尾崎・菊野