「誰もが快適な生理を」プロジェクト 心理学科3年生が「産学京創(きょうそう)DAY in KOIN vol.1」で成果を発表しました!
心理学科では、2023年度より、フェムテックジャパンを主催する株式会社 G-Place様と産学連携の取り組みを行っており、2024年度は尾崎ゼミと松島ゼミで女子中高生および女子大学生を対象とした生理に関する実態調査を行いました。
3月7日(金)には、フェムテックジャパン様と本学をマッチングしてくださった「京都知恵創造産業の森」様からのお誘いにより、京都経済センター「産学京創(きょうそう)DAY in KOIN vol.1」というイベントにて、3年次生がその成果を発表しました。参加者のほとんどが産業界の方であり、大学で発表するのとは全く異なる環境でのプレゼンとなりましたが、発表してくれた3年次生のIさんは多くの参加者を前に笑顔で堂々と発表を行いました。
3年生のIさん 堂々の発表でした
Iさんの発表前には、本学と産学連携を行っているフェムテックジャパンの野口俊英様より「誰もが快適な生理を」プロジェクトの趣旨説明があり、続いて本学心理学科の尾崎仁美教授からは、心理学科で産学連携授業を行う意義や産学連携授業によって、いかに学生が成長しているかについて説明がありました。
尾崎教授からの授業趣旨説明
18時半からの開催でしたが多方面の参加者が一堂に会しました
発表をしてくれたIさんに当日の様子や感想を尋ねてみました。
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Iさん: 1、2回生から学んでいた調査や統計を実際に一から活用し、興味深い調査結果を学外の方にもお伝えできることができて良かったです。特に、自分たちのチームが調査した結果を発表できたことが嬉しかったです。
参加者の反応として、女子大学生や、雑貨屋を経営されている社長さんなど、特に女性からのお声かけが多く、「ノンポリマーナプキンを知らなかったし、生理について当たり前になってしまっていて、しっかり考えたこともなかったことに気づけた」というご意見をいただきました。
この産学連携は、2023年度の先輩たちからご縁が続いていて、様々な調査結果が出ています。続く後輩のみなさんには、先輩や私たちの調査結果も活用して、ぜひ産学連携を楽しんでほしいと思っています。また、今後この経験を活かして、卒論でも自分の興味関心を突き詰め、その調査結果を積極的に伝えていきたいと考えています。
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2025年度も学生とともに社会課題の解決に貢献できるよう、引き続き本プロジェクトを進めていきたいと考えています。
報告:本プロジェクト担当教員 尾崎仁美、松島るみ