3月1日(火)、研究プロジェクト発表会2022を開催

3月1日(火)、本学大講義室にて研究プロジェクト発表会2022を開催しました。

本発表会は、京都ノートルダム女子大学研究助成の前年度までの研究成果を学内外に発表するもので、今回は、2題の発表が行われました。発表演題と発表者、概要は下記のとおりです。

 

1.「幼児期の生活習慣と体力からみた健康管理上の課題と対策」

石井 浩子(こども教育学科 教授)

【概 要】

 今日、 私たちを取り巻く生活環境は、 利便性や効率性は高くなったが、 夜型化が進み、 健康へのネガティブな影響もみられるようになってきた。 その中で、 子どもたちの生活時間にも著しい変化が生じ、 とくに、 夕食開始時刻や就寝時刻の遅れ、 短時間睡眠が進み、 その影響を受けて、 朝食欠食や朝の排便のなさ、 午前中からの活動力の低下、 運動量の不足、 集中力の低下などを引き起こし、 体力低下や学力低下が懸念されている。

 これらの状況から、 子どもたちの健やかな成長に必要な食事の環境、 運動環境、 睡眠環境を整え、 幼児期から 「食べて、 動いて、 よく寝よう!」 運動の推進が必要とされ、 啓発活動を展開している。 ここでは、 幼児の生活習慣と体格、 体力・運動能力の実態と比較し、 あわせて、幼児の生活習慣と体力 ・ 運動能力との関係を分析し、 幼児期の健康管理上の課題を紹介し、改善策を提案する。

 

※科学研究費助成事業 基盤研究 (C ) 採択研究 「夜型化社会の中での幼児の生活リズムと体力、 身体活動量との関係」 (研究期間2015年度-2017年度)

 

 

2.「小規模小学校における効果的な体育学習のあり方-組み合わせ単元の実践をとおして-」

髙田 佳孝(こども教育学科 講師)

『小学校学習指導要領解説体育編』 では、 子どもの体力について、 低下傾向に歯止めが掛かってはいるものの、 体力水準の高かった昭和60年頃と比較すると、 依然として低い状況が見られるとの指摘がある。 そんな中で、 小学校の小規模校では、 少人数による体育学習の課題が山積している。 ゲーム ・ ボール運動が成立しないことや、 体育に対しての関心 ・ 意欲の低さ、 基本的技能の未習得などが多く見られる。

そこで、1時間 (小学校では45 分) に2つ以上の教材を組み合わせる授業スタイルで、 運動の頻度と期間を保証することにより、 子どもの運動感覚、 運動技能が身につきやすくなることを狙っている 「組み合わせ単元」 を導入する。 技能差が大きく、 基本的な技能の習得に時間を要する領域についての授業実践をおこない、 その結果を分析し、 考察する。 さらに効果的な体育学習を提案できたらと考える。

 

※京都ノートルダム女子大学研究助成 ・2019年度 「萌芽研究奨励費」 採択研究

 

本日の発表会は、新型コロナウイルス感染防止対策のため、本学関係者及び本学学生のみの対面で実施しました。一般の方向けには後日動画配信によってその成果を広く公開する予定です。