Language & Communication

コミュニケーション学
小山研究室

我々が毎日当たり前に行っているコミュニケーションを科学的に分析する方法論を学び、
コミュニケーション過程を深く理解・説明する力をつけることを目的としています。
自身が関心を持つコミュニケーション現象を実際に観察、分析する演習を通し、
様々な現象の観察・記述力、ことばへの繊細な感覚、コミュニケーション能力を育てます。

2年間のゼミの流れ

3年次の「英語英文学演習(ゼミ)」では、まず前期に研究方法論(観察法、質問紙調査法、実験法、会話分析法、等)を学び、
後期には個人およびグループで実際にコミュニケーション現象を観察・分析する演習を行います。
4年次の「卒業研究」では、3年次に設定した研究計画に従って、
各自が自らの研究課題を追求して卒業論文の執筆を行います。

先輩の声

3年次の「英語英文学演習(ゼミ)」では、まず前期に研究方法論(観察法、質問紙調査法、実験法、会話分析法、等)を学び、 後期には個人およびグループで実際にコミュニケーション現象を観察・分析する演習を行います。 4年次の「卒業研究」では、3年次に設定した研究計画に従って、 各自が自らの研究課題を追求して卒業論文の執筆を行います。

  • このゼミを選んだ理由

    異文化間のコミュニケーションの違いに関心があったのでこのゼミに決めました。ちょうどこのゼミを選択した時、私はアメリカに留学中でした。実際に現地の方、また学校ではたくさんの国の方々と接し、より一層異文化コミュニケーションへの興味が増したことで、これを卒業研究にしてみたいと感じ、このゼミを選びました。


  • 研究テーマ

    英語話者と日本語話者のアイロニー解釈プロセスの差
    概要
    アイロニー解釈には表面的な言葉の意味だけでなく裏の意味(意図)の読み取りが必要ですが、「高コンテクスト」で「察しの文化」だと言われる日本語話者が、「低コンテクスト文化」の英語話者と比べてなぜアイロニーの使用や解釈がそれほど得意ではないのか、この矛盾の解明に取り組んでいます。


  • ゼミの雰囲気

    楽しいです。クラスメートも先生もみんなフレンドリーで面白いです(笑)柔らかい雰囲気なので自分の意見なども言いやすいかと思います。毎週のように分析演習や論文課題があって大変な時もありますが、自分がただコミュニケーションしているだけでは分からなかった背景の仕組みが、だんだんと見えてきている気がします。 


これまでの
主な卒業研究トピック

アイロニー発話解釈プロセスの異文化間比較
本語話者による英語のジョーク理解の困難さ
オノマトペの利用と利き脳の関係
空間距離と方向性が親密度に与える影響(性差の分析を含む)

教員紹介
最近の研究活動
  • 研究発表

    "Metadiscursive Strategies of Deceptive Communication in Japanese - Discourse and Quasi-Experimental Analyses of Japanese Speakers’ Usage and Perception of Uncooperative Communicative Acts -." Paper presented at the forth American Association of Pragmatics (AMPRA4). At The State Univeristy of New York, Albany, NY, U.S. (November 4, 2018)


  • 論文

    Covert Evasion in Avoidance-Avoidance Conflict Situations: A Preliminary Study of the Effect of Cognitive Complexity and Communication Style on Japanese Speakers' Message Choices. Studies in Language and Culture, 6, 43-66. Kyoto Notre Dame University. (March, 2018)



  • 科学研究費 基盤研究(C)

    『言語欺瞞コミュニケーションの認知語用論的分析と欺瞞回避の実践訓練法構築』 (2017〜2019年)


  • 研究発表

    "Covert Evasion as Uncooperative Communicative Act: Theoretical and Empirical Analysis of Japanese Speakers' Message Choices in Avoidance-Avoidance Conflict Situations."
    Paper presented at the third American Association of Pragmatics. Indiana University: Indiana, U.S. November, 2016.



  • 著書(共著)

    『認知語用論』.小山哲春・甲田直美・山本雅子著.
    東京:くろしお出版. (2016年10月)


  • 論文

    「メタ認知能力としてのコンピテンス涵養のためのコミュニケーション教育」『Japanese Journal of Communiciation Studies, Vol.44, No.1』, 17-26. (2015年11月)



  • 研究発表

    「参照点起動発話モデルによる発話意図理解メカニズムの検討:共同注意の観点から」.
    日本コミュニケーション学会第15回関西支部大会. 於:京都ノートルダム女子大学。 (2017年3月)



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