アメリカ文学
大川研究室
ゼミでは学生間で意見を交換し、文学作品の言葉ひとつひとつから発見する新しい世界と、
そこから見える作品の景色をたのしんでいます。
最近では、1853年に発表されたメルヴィルの「バートルビー」という短編小説を読んでいます。
当時の時代背景を踏まえつつ、作品の分析から見えてくる主題について考察します。
英語、内容ともに難解ですが、じっくり精読しつつ、ゼミ生と一緒に内容について議論し、
「読みの愉しみ」を味わっています。
2年間のゼミの流れ
3回生から始まる「英語英文学演習」(ゼミ)では、アメリカ文学の小説を精読し批評します。
4回生から始まる「卒業研究」、各ゼミ生が文学作品を選び、
各自が設定する研究計画にしたがって、卒業論文の執筆を行います。
毎週補講を実施し、各学生からの経過報告をしております。
加えて、個人面談を通じ論文指導を適宜行い、卒論の完成を目指します。
先輩の声
小西 のぞみ (4回生)
このゼミを選んだ理由
私が大川ゼミを選んだ理由は、もともと読書が好きで、大学で文学を学び、より文学を探求したいと思ったからです。二回生の時に「米文学の歴史」という授業で『白鯨』という小説に興味を持ち、それについて学べることも大川ゼミに入るきっかけになりました。
研究テーマ
Sympathy and Antipathy for Physical Deficiency: A Study of Lafcadio Hearn’s Works (身体的欠如への共感と嫌悪—ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)作品研究
概要
ラフカディオ・ハーンのKwaidanにおける幽霊などの身体表象に着目し、ハーンの伝記的背景に絡めて分析を行っています。 最終的に、身体的欠如がハーンにとって何を意味しているのかについて考察したいと思っています。ゼミの雰囲気
大川ゼミでは、H・メルヴィルの「バートルビー」という作品を原文で読んでいます。
英語表現がわからないところや、気になるところなどについて、先生を含めゼミ生全員で議論しています。
和気あいあいとしているため、様々な意見がでて楽しい雰囲気で活動しています。
これまでの
主な卒業研究トピック
・Rethinking Roaring Twenties: Morality and Immorality in The Great Gatsby
・Who is “Black”?: Racial Motifs in Auster’s Ghosts.
・King Kong in 19th Century: A Study of Poe’s “The Murders in the Rue Morgue”
・The Self-Destructive Tragedy: The Narcissistic Imagery in Moby-Dick
・Hester and Her Letter: Phantasmagoric Visionary in The Scarlet Letter