酷暑の夏
今年の夏も暑いですね。ニュースでは、各地で40.0度を超える気温を観測したとのこと。「スマホ熱中症」という言葉も生まれ、人間だけでなく、電子機器にも影響が出るような酷暑ですね。
この酷暑ついてネットで確認してみると、「過去経験した事がない酷暑」、「命にかかわる危険な暑さ」などと表現され、この夏も生命を脅かす暑さに向き合っていかなければならないということがわかります。気象庁では、熱中症警戒アラートを発表し、不要不急の外出を控え、エアコン等により涼しい環境で過ごすことや、こまめな休憩や水分補給・塩分補給、外での運動を控えるよう呼びかけています。
大人にとっても危険な暑さですが、こどもたちにとっては、さらに過酷な状況だということは、想像に難くないです。サントリー食品インターナショナルは、熱中症対策啓発活動の一環として、2023年から「こども気温」と称して、こどもの熱中症対策に関する啓発活動を行っています。こどもは、体温調節機能が未発達ということや大人との身長差から、大人よりも気温が7℃も高い環境になるとのことです。気温が25℃でも、こどもとっては猛暑なみの過酷さになるといわれています。
では、保育施設では、熱中症対策としてどのような対策をとられているのでしょうか。そこでは、真夏の外遊びに遮光ネットや暑さ指数を取り入れられています。場合によっては、外遊びを控える、夏の行事の縮小化や取りやめもあるとのことです。今よりも夏の気温が高くなかった時代と比較し、こどもが体験できることが減っている可能性があります。しかし、このような対策は、こどもの命を守るために必要なことになります。
この夏、本学でもこども教育学科の2年生は例年どおり保育実習に参加します。保育現場におけるこどもの熱中症対策を学び、酷暑から自分自身の命を守ることを心掛け、最後まで体調を崩すことなく頑張ってくれたらと思います。

担当:園田雪恵