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こども教育学科は何を学ぶところか

2026-03-16
学科のまなび
祝賀パーティーのひとコマ

 去る3月14日、本学の卒業式が行われ、こども教育学科では38名の卒業生がキャンパスから巣立って行きました。卒業生の進路はさまざまですが、多くの卒業生は4月から保育者や教師になって、こどもを育てる仕事に就きます。

 卒業式の日、私は、彼女たちの晴れやかな表情を見ながら、この4年間を振り返り、「自分は彼女たちにいったいどんなことを伝えようとしていたのだろうか」と考えていました。

 みなさんは、もしかしますと、教育学科というところは、こどもに何を教えたらいいか、どのように教えたらいいかを学ぶところだと思っておられるかもしれません。けれども、実際のこどもは、一人一人独自の存在です。どんなこどもにも当てはまる教育内容や教育方法といったものはこの世に存在しません。保育者や教師がすべきことは、一人一人のこどもが教室でどんなふうに学んでいるのか、どこでつまずいているのかをつぶさに見取って、そのこどもをどのように支援していくことが必要なのかをよく考えてかかわるということなのです。

 私が卒業生たちに伝えたかったのは、そうした保育すること、教育することのむずかしさや奥深さやおもしろさだったと言っていいかもしれません。そのことを受け止めてくれた卒業生たちは、これから先ずっと、教室のこどもの事実から謙虚に学び続けて、保育者や教師として成長し続けていってくれるにちがいありません。

担当:田中 裕喜