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小児医療ボランティア

2026-03-30
学科のまなび

【3月10日に、2025年度第2回目の小児医療ボランティア実践講座を行いました】

ネット授業に参加するこども


 毎年前期に、現代人間学部3学科(心理学科、生活環境学科、こども教育学科)では、共通科目「病児の発達と支援」が開講されています。その学びを活かす機会として、後期にはその履修者の有志が集まって、京都大学附属病院や府立医大附属病院の院内学級のこどもたち、京都市立桃陽総合支援学校のこどもたちを対象に、「小児医療ボランティア」という活動を2回実施しています。例年1回目は11月~12月、2回目は春休み中に行なうことが多いです。病床のこどもたちとはzoomで繋がり、面白クイズなどの出し物で楽しんでもらうのですが、学生たちの殆どは初めてのボランティアということに加え、普段はそれぞれの学科内の交流が主な学生たちも、この活動ではお互い違う所属学科同士、コミュニケーションを上手にとりながら、数カ月間の入念なミーティングと準備を経て、本番当日を迎えます。

わかったぞ!の表情


 1回目は手探りの部分もあり、緊張の連続。そこで様々な課題が浮上します。2回目は1回目の経験を生かしてブラッシュアップした出し物が出来上がります。今年度の1回目は国旗のお話とクイズ、2回目は星座のお話とクイズでした。事前に送っておいた手作りのパンフレットとともに、zoomの画面を通してクイズに答えてもらいます。最後に手作りのプチプレゼントも各学級の先生方から渡して頂きました。1回目も2回目も、この授業と活動の生みの親、萩原暢子名誉教授が来てくださいました。昨春にご退職されましたが、この授業を大変大事に思って訪問下さることで、我々担当教員も大変心強く続けることができています。

入院中のこども


 以下、参加した学生たちの声です。
Aさん:初めはネットでのコミュニケーションに対して不安がありましたが、ネットだからこそこどもの反応をしっかり見ることや、どのようにすれば伝わりやすいかを対面以上に深く考えることができました。こどもたちに「サンタさんにはどんなお願い事するの?」と質問すると、「雪だるまを作りたい」と答えていたことが印象に残っています。健康だと当たり前のことでも、こどもにとっては特別なことなのだと痛感しました。


Bさん:今回の活動を通じて、自ら役割を持ち行動することの責任の重さを改めて感じました。自ら考えて動く事には緊張感がありましたが、その分、活動に深く関わっているという実感も持てました。また、団体での連携では、考え方やペースが異なるメンバーと足並みを揃える難しさに戸惑う場面もありましたが、試行錯誤しながらも一つの目標に向かって進んだ結果、こどもたちに喜んでもらえ、達成感を得ることができました。特別な経験でした。

 本学は3年後に閉学となりますが、残りの期間も、学生たちとこどもたちとの交流が暖かく貴重な機会になればと思います。

担当:内田洋子、江川正一、太田容次、古庵晶子