学科NEWS・BLOG

物言わぬこどもたちと向き合う

2025-05-09
学科のまなび

 わたくしごとで恐縮ですが、最近、我が家に子犬がやってきました。
 白い豆柴のわんこです。とても人懐っこくてかわいいのですが、やんちゃ盛りでなかなかしつけには苦労もします。まずはトイレのトレーニング。決まったところで出来るように、根気強く「上手にできたらほめる」を繰り返し、だいぶ覚えてくれました。散歩中には葉っぱや石ころなど何でもくわえてしまいます。うっかり飲み込まないように注意してみていますが、気が気ではないです。条件付けや応用行動分析など、学習心理学の知識も総動員しながら、四苦八苦しながらお世話をしています。


 子犬の成長を見守りながら、そういえば我が家の2人の娘たちも、小さい頃はこうだったなあと思い出すこともしばしばです。愛情たっぷりに関わりを通して信頼関係を築くことをベースに、環境にも気を配りながら、いいこと・悪いことを少しずつ教えていく。それは子育てにも保育にも(そしてわんこのお世話にも)共通することです。幼いこどもたちはまだことばで気持ちを伝えられません。周りにいる者がしっかりと見守り、細やかな配慮で向き合っていくことが必要です。もちろん大変なこともありますが、毎日幸せや楽しさもたくさん貰っています。わんこと関わりながら、そんな保育の基本を改めて感じる日々です。

担当:網谷綾香