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琵琶湖疏水って?
2025-07-01
学科のまなび
琵琶湖疏水を流れる豊かな水は、京都市民のくらしに欠かせません。大学のすぐ近くには疏水分線が流れているのですが、そもそも琵琶湖疏水とは何なのか他都市出身の学生たちは全く知りません。
そこで「初等教材開発論」という授業の中で、琵琶湖疏水について調べることにしました。
琵琶湖疏水は、1890(明治23)年に完成してから現在に至るまで、その豊かな水で京都市民のくらしを守り、まちの産業や文化を支えてきたことが分かりました。明治になり、都が京都から東京に移ったことにより衰退の危機に瀕した京都の町を救ったのがこの琵琶湖疏水だったのです。建設工事には大変な苦労があったけれど、完成できたからこそ、今の京都市があるのだと考えた学生たちでした。実際に蹴上にある琵琶湖疏水記念館やインクライン、水路閣などを見学した学生たちは、改めて明治の先人たちの偉大さに感銘を受けていました。

担当:栗栖 ゆみ子