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3年次生[健康保育ゼミ](こども教育演習)特別講義

2025-05-19
学科のまなび

 

 4年間で所定の授業科目の単位を修得することで卒業となりますが、その内、学びの集大成として、4年次には卒業論文を執筆し、その発表を行うことが必須となっています。そのため、3年次には「こども教育演習」を履修し、少人数のゼミに分かれて、各学問分野の指導教員のもとにその研究法を習得して、卒業論文作成のための基本的能力を培います。いくつかのゼミのなかから、健康保育学ゼミ3年次生の5月7日に実施した授業の1つを紹介します。 

 この日は、3年次ゼミ生に加え、上海市教育委員会関係の方々13名、日本の認定こども園の先生方2名をお迎えし、大阪府池田市の幼保連携型認定こども園副園長の鵜飼真理子先生と石井が日本の保育の制度や認定こども園での乳児保育の実践、大阪府で実施した乳幼児の生活リズム向上のための取り組みについて講義をしました。 

 最後に、質疑応答の時間をとりました。上海市ではこれまで2~3歳からの子どもを対象とした保育を提供していましたが、0~2歳児の子どもたちの保育も広がっていることから今回の授業内容に興味を持たれ、保育者の人数配置や運営・保育関係書類の監査など、次々に質問があり、ゼミ生は圧倒されたようでした。わずかな時間でしたが、保育交流ができました。 

担当:石井 浩子