身近なデータで学ぶAIとデータサイエンス超入門【ノートルダム女学院高大連携授業】
2月14日、ノートルダム女学院の高大連携授業が、本学で実施されました。
2月14日はバレンタインデー❤️
ということで、ノートルダム女学院の高校2年生対象の高大連携授業は
- チョコのお菓子「きのこの山」と「たけのこの里」を判別するAIアプリを使って、機械学習のしくみを学ぶ
- ワードクラウドから、自然言語処理(コンピュータが言葉を扱うしくみ)を学ぶ
という2つのテーマで「AIとデータサイエンス」の入門授業を行いました。

機械学習 〜AIはチョコのお菓子の種類を正しく判定できるか?〜
昨今のAIアプリは、主に「機械学習」というしくみを使って動作します。授業では、機械学習の簡単な解説を聞いた後、AIアプリがチョコを正しく判別できるか、自分のスマートフォンで実験した後、そのアプリがどのように作られているか、実際のプログラミングコードを確認しながら、理解を深めました。
そして、なぜ間違ったのか、どうしたらもっと賢いアプリを作ることができるかを生徒と一緒に考えました。

自然言語処理 〜ワードクラウドでコンピュータが言葉を扱うしくみを学ぶ〜
2つめのテーマは、最近では、ニュースや授業アンケートの結果出力でよく使われる「ワードクラウド」を使った実習です。
ワードクラウドとは、よく使われる単語ほど大きく表示され、あまり使われない単語は小さく表示する文章データの可視化手法の1つです。
実習では、ノートルダム女学院のHPの文章を使って、人力でワードクラウドを作ることで「形態素解析」という単語の分割処理のしくみを学んだり、「ワードクラウド」と「棒グラフ」を比較したり、いろいろな形のワードクラウドをみることで可視化の重要性を学んだりしました。

高校生は本授業を受けて、「きのこの山とたけのこの里を写真で撮って判定するのがとても面白くて興味深かった」「AIを使った技術が面白かった」「プログラムの中身は難しかったけど面白かった」など、AIをより身近に感じてくれたようです。
また、ワードクラウドについても、人力ワードクラウドの大変さからコンピュータの便利さを知ってくれた生徒さんや、実際に体験したことで、楽しみながら学ぶことができたという生徒さんも多くおられました。
2月23日のオープンキャンパスで体験できます!
今回、高校生にお話しした内容は、大学での「AIとデータサイエンス入門」授業の講義を高校生向けにしたものです。
大学の授業では、ワードクラウドを自分好みの形で作ったり、AIアプリを自作したりする授業も行っています。
2月23日 のオープンキャンパスの社会情報学環のコーナーでは、2月のテーマである生成系AIの体験だけでなく、上記のワードクラウドやAIアプリの体験も実施しています。興味のある方は、是非ご参加ください。
オープンキャンパスについての詳細はこちらをご覧ください。
