学科NEWS・BLOG

奈良先端科学技術大学院への推薦入学制度を知る

2025-10-17
研究
BLOG

 本学は2023年12月に、社会情報学環の学生を含む全学部の学生に対して、国立奈良先端科学技術大学院大学への推薦入学に関する協定を締結しています。( https://www.naist.jp/news/2023/12/010423.html および https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000080001.html 参照)

  本学の学部生で人物・学力ともに優秀であるなどの一定の条件を満たした場合、奈良先端科学技術大学院の情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学の各区分に毎年原則2名が推薦入学できるというものです。推薦入学試験の特権を受けるための条件やどの時期に入学できることが決まるかなど、本学の学生は詳しく知りたいに違いないでしょう。

 そこで2025年10月9日、国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学領域 数理情報学研究室より、池田和司教授に本学にお越しいただき、社会情報学環の学生を中心とした学生26名、教職員4名の合計30名が90分間、池田先生からの講義に熱心に耳を傾けました。

京都ノートルダム女子大学の学生に向けて講義中の池田和司教授

2023年夏に社会情報学環の北村美穂子教授が研究会で発表した際に声をかけて下さったのが池田先生で、そのご縁でこの推薦協定が発足したという経緯があり、池田先生は昨年度も、本学での講義を実施してくださいました。

 先日の講義の中では、日本の学校制度についてや大学院大学(学部を持たない大学院だけの大学)が1990年代初めにできた歴史的背景、奈良先端科学技術大学院の教育体制、留学生を多く受け入れている情報科学領域は英語で授業が行われていることなども話されました。そして、この大学院の研究室配属の仕組み、大学院修了後の進路(就職先など)に関して、一般入学試験の試験配点について、そして我々がもつ特権である推薦入学制度についてなど、非常に詳しく丁寧に解説してくださいました。

 さらに、残った時間には生成AIについての技術的な話も紹介してくださり、学生はもちろん、集まった教職員も大満足の講義となりました。学生からも英語での授業に関する質問がでたり、この大学院大学出身の北村美穂子教授から補足説明があったりと、90分でも時間が足りないほど盛り上がりました。

 本学からの推薦入学希望者に対しては、教職員が準備をサポートする体制も整えていきますので、今回の講義を聞いて興味を持った学生は、本学の教職員に相談すると同時に、奈良先端科学技術大学院大学の入学案内ページhttps://www.naist.jp/admission/ を確認するなど、積極的に動いてほしいと思います。

 池田和司先生、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。