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社会情報発展演習Iの紹介 ~二条城プロジェクト発表会~

2024-08-09
学科のまなび

社会情報学環2年生によるブログです。

先日、社会情報発展演習全15回の講義が終了しました。これまでにこの講議では、論文の構造とリサーチクエスチョンの探求二条城プロジェクトという2つの大きなテーマについて学習してきました。(過去のブログはこちらから(その1その2))

論文の構造とリサーチクエスチョンの探求では、いつくかの論文を読み解きながら構造を学習し、最終的には学生自身がテーマを決め、リサーチクエスチョンを考案しました。

二条城プロジェクトでは、実際に二条城へ足を運び、観光客目線、運営目線の二つの視点から問題点をピックアップしました。そこから各問題点の改善に向かって、学生がいくつかのチームに分かれ、新しいマップやチケットの作成、ARアプリの考案、足袋の対面販売の考案といった活動を行いました。

最終15回目の講義では、活動時多くのアドバイスを頂いた(株)ワン・ワールド代表取締役 山口勝広さまもお呼びし、「各チームの改善案を二条城の運営に取り入れてもらえるよう提案する」という形式でプレゼンテーションを行いました。

報告会では各チームが

  • 誰にとっても見やすいマップ
  • 文化財保護にもつながる足袋の対面販売
  • 新チケットのデザイン案
  • 数々の便利機能に加え歴史も学べるARアプリ

の4つを提案しました。

「誰にとっても見やすいマップ」の発表
「文化財保護にもつながる足袋の対面販売」の発表
「新チケットのデザイン案」の発表
「数々の便利機能に加え歴史も学べるARアプリの考案」の発表

この提案が採用されるかは分かりませんが、プロジェクトにおいて色々な視点に立ち物事を考え、改善案を形にしたという経験は、私たち学生を大きく成長させてくれたと思います。また世界遺産である二条城とのプロジェクトはとても貴重な体験でした。学生からは、「少ない時間の中、何ができるか、何を優先するか考えるのが大変だった」、「とても良い経験ができました」、「初めてのことばかりで、その中から自分にできることを探すのに苦労したが、良い体験だった」という声が聞かれました。

社会情報発展演習Iは全体を通して,勉強することが多く、苦労と挑戦の連続でしたが、やりがいと達成感を感じられた有意義な授業でした。

社会情報学環では、情報のスキルを身に付け、社会におけるさまざまな課題解決を実践します。

 8月24日オープンキャンパスでは、本授業を担当した鎌田先生が

    デジタルアーカイブはデジタルの宝箱!~情報を未来に伝える場所の新たな可能性~

というタイトルでミニ講義を行います。オープンキャンパスの申込・詳細についてはこちらをご覧下さい。