小学生向けワークショップでAIの本質を実感してもらいました!
大学のイベントページでもご案内していた通り、2026年2月7日(土)に「AI&データサイエンスワークショップ in 東本願寺」を実施しました。 主催は NPO法人寺子屋プロジェクト(Tera school)で、この団体のプログラミング教室に本学の教材を提供するなどよい関係を続けてきたことから、社会情報学環の3人がゲスト講師となる小学生の親子を迎えたワークショップが実現しました。

会場となったのは、京都駅近くにどっしりと構える東本願寺のしんらん交流館の大谷ホールでした。Tera school の本拠地の一つになっている場所でもあります。


大谷ホールのプロジェクタ用のスクリーンを降ろす前のホールの写真も撮らせていただきました。

ワークショップでは、京都ノートルダム女子大学 社会情報学環でWolframを使った授業を実施している北村と金光、そして学環長の吉田が講師となり、事前に主催者側と念入りに打ち合わせして作り上げたカリキュラムで実施しました。
人間の分類方法 vs. AIの分類方法
前半は、北村からの「人間とAIの学習方法の違いを比べながらAIの仕組み」の講義を聞いていただき、その後、合計30の犬と猫の写真カードを模造紙に配置していきました。これは、AIがどのように(画像認識で)犬と猫を分類しているかを疑似体験のための実習でした。





チョコを判別するAIを作ろう!
後半は、実際に参加者全員で撮影した2種類のチョコの写真とその種類を「教師データあり機械学習」でAIに学習させ、どっちのチョコかをAIに判別させるプログラムをWolfram言語で制作しました。みんなで手分けして撮った写真に、「これはきのこの山、これはたけのこの里」とラベルをつけてAIに学習させて、実際に実行してみました。


より性能の高いAIにするために写真を撮り直したり、データを整理したりすることで、AIがどういった仕組みで学んでいるのか、そしてAIを賢くしていくのは案外大変だ、AIは人間に教えられたように動いているので過信するのは危険だ、ということを体験の中で理解してもらえたように思います。
今回のワークショップで扱ったアクティビティの内容は『手を動かしながらやさしく学べる はじめてのAIデータサイエンスリテラシー』(link to https://gihyo.jp/book/2025/978-4-297-15107-2 )(技術評論社、2025年9月4日発行、全187ページカラー、本体2200円)にも詳しく書いていますので、ご興味を持たれた方はぜひ書籍もご覧ください。全国の書店で広く販売されています。

今回の参加者のみなさんには、今回のテキストとしてこの本を持ち帰っていただきました。Tera schoolからもイベント報告が公開されていますので、そちらもぜひご覧ください。
2026年度は大人向けワークショップも開催
今回、親子ワークショップをやってみて、実際にカードを分類したり、自分たちで撮った写真だけを教師データにしてAIに学習させることで、AIの本質を実感してもらえるワークショップになることを実感しました。このカリキュラムは、大人向けのワークショップでも使えるはずです。今後、大人向け(子どもと一緒に参加するのも可)のワークショップを開催していこうと思います。どうぞご期待ください。