生活環境学科 研究室紹介

障害者福祉
矢島研究室

障害者福祉

教員紹介
  • 矢島 雅子やじま まさこ

    担当科目

    障害者福祉論、ソーシャルワーク論Ⅰ・Ⅱ、現代社会と福祉Ⅱなど

    研究分野

    社会福祉学 (障害者福祉論)

    研究のこだわり

    障害のある当事者や家族、支援者とともに課題や解決策を考え、研究に取り組んでいます。当事者の思いは社会に届きにくい傾向にあり、一人ひとりの声に耳を傾け、代弁者になりたいと思っています。


2年間のゼミの流れ

1年目は各自が関心をもっている研究テーマについて幅広く文献を調べます。そして、研究したいテーマを決め、研究計画書を作成します。2年目は研究計画書に基づき、インタビュー調査等を行い、研究の結果と考察をまとめていきます。ゼミでは発表や意見交換をしながら、それぞれが学びを深められるようにします。

先輩の声

Sさんさん

  • 障害のある子どもたちの支援を研究したい

    将来は社会福祉施設でソーシャルワーカーとして働くことを希望しています。障害のある子どもの支援に関心をもち、障害者福祉ゼミを選びました。卒業研究では支援を必要とする子どもたちや保護者、支援者にインタビュー調査を行い、子どもたちのストレングスに気づきました。子どもたちが豊かな社会経験を重ねて成長していけるよう、ストレングを伸ばす支援について学ぶことができました。


  • 研究テーマ

    障害のある人の親亡き後を見据えた地域生活支援拠点の在り方
    概要
    近年、「8050問題」や「老障問題」の現状が報告されていますが、障害のある人が親亡き後も安心して地域で暮らすための支援はどの程度整っているのでしょうか。各自治体は地域生活支援拠点等の整備を進めていますが、生活相談や緊急時の対応、日中活動や余暇の支援に関する社会資源は不足している現状です。障害のある当事者や家族はどのような社会資源を必要としているのか、アンケートとインタビュー調査によって情報収集しています。そして、各自治体は人々の要望にどのように応えていくべきなのか、その方策を検討しています。


  • 障害者福祉ゼミでは、ゼミ生の希望に応じて障害児・者施設の見学をしています。また、ND協働プロジェクトに参加し、障害のある人が働く事業所と協働し、製品の展示や販売にも取り組んでいます。地域で働く利用者の方や支援者の方と交流する機会があります。


これまでの
主な卒業研究トピック

自閉症スペクトラム障害の人の社会スキル
障害を持つ子どもの進路決定と保護者に対する支援
障害者福祉施設における虐待の現状と対応
発達障害についての私たち学生の意識調査
小学生時の経験と学びが及ぼす福祉的意識について