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NPO法人「京都いえのこと勉強会」最後の「勉強会」

2024-09-25
研究

 家族分野の科目を担当している青木加奈子です。

 9月21日(土)に、NPO法人「京都いえのこと勉強会」第8回の勉強会にゲストスピーカーとして登壇しました。

 「京都いえのこと勉強会」は、死別父子世帯の父である木本努氏が、京都市に設立したNPO法人です。木本氏はこの10年ほど、父子世帯の生活の実態や課題を発信されてきました。情報番組や教育番組で何度も取り上げられていましたので、ご存じの方がいらっしゃるかもしれません。

 一番下のお子さんが今年成人を迎えるのを機に、今年度末でNPOを解散されることになり、今回が、定例の公開講座「勉強会」の最終回でした。

 最終回のテーマは「父子家庭支援」でした。死別父子世帯の父である木本氏だけでなく、今回は、離別父子世帯(現在は子連れ再婚をされてステップファミリーとなった)益川恒平氏もご登壇されて、「父子世帯」と一括りにして語ることの難しさを感じました。京都府からは健康福祉部家庭・青少年支援課の福阪圭甫参事からも、行政の視点から、京都府の取り組みの現状をうかがいました。

 私自身は、ひとり親を研究テーマにしているわけではありませんが、研究フィールドとするデンマークのひとり親事情やひとり親政策について、簡単にお話ししました。

 木本氏とは、私がノートルダム着任の2年目より、担当する授業で講義をしてもらったり、ゼミ活動のきっかけをご提供いただいたりしていました。本学の公開講座にご登壇いただいたこともあります。NPO法人の解散は残念ですが、今後も様々な機会で発信され続けることを期待しています。

 ノートルダムの教育へご協力いただきましたこと、お礼申し上げます。ありがとうございました。

(左から福阪参事、青木、益川さん、木本さん)