今年度のWolframトランプを使った高大連携授業は公開授業として実施!
昨年度、社会情報学環の一期生が必修授業として初めて挑戦した「Wolframトランプを使った高大連携授業」は大成功でした。
2024年度の授業の詳しい報告はこちら:
Wolframトランプを使った高大連携授業(2025-01-28)
https://www.notredame.ac.jp/nd/si/news/wolframcardproject2024/
昨年度の成功を受け、今年度の高大連携授業は「公開授業」として外部からの見学者を招いて実施しました。

最初に華頂女子高等学校の前田千秋校長先生から挨拶があり、100分間(45分授業2コマ+10分間休憩)の公開授業がスタートしました。

華頂女子高等学校の1年生に対して、大学生がチューターとして横につき、大学生自身がWolframトランプを使って作った、プログラミングに入門するオリジナル教材を教えました。当日のスケジュールは、最初の45分間が「大学生から高校生への教材を使った指導」、休憩をはさんで次の20分間が作品の発表会、最後の25分は高校生に大学生がオリジナル教材に関してや、プログラミングに対するインタビューと、あらかじめ仮説を立証するために考えたアンケートを実施しました。


45分間の指導では、高校生1~2名に対して大学生1名が対応する形での実施の個人指導でしたので、お互いに熱心に教材に取り組む姿が見受けられました。以下が広報担当者(大学生)からの報告です。
・最初は緊張気味で口数も少なく、表情も硬かったが、次第にお互いに笑顔が増えていった。
・大学生が一方的に教えるのではなく、高校生も自分から積極的に大学生に聞いたり、自分で引数を変えるなど色々試したりしていた。
・思い通りにプログラムが動かなかった時、どうすれば思い通りのものが作れるのか、高校生と大学生が一緒になって試行錯誤していた。
・高校生がプログラムをどう変更してよいか分からなくなっている時に大学生が「こういうのはどう?」と具体的に教えていた。
・高校の様子や大学の様子など、教材とは直接関係ない話題も話しているペアもいた。
後半の時間には、作品発表や、高校生・大学生それぞれからの感想発表会も実施しました。高校生からは、「小学校と中学校でプログラミングは体験してきたけど、楽しいと思ったことがなかったので今日も期待しないで来たが、今日の教材でのプログラミングの授業は楽しかった」という発表があり、大学生も嬉しく授業を終えることができました。
おまけ:Wolframの本の著者5名が公開授業に
https://www.notredame.ac.jp/nd/si/news/wand_book/ 書籍「はじめてのAIデータサイエンスリテラシー」
の5名の執筆者のうちの3名はノートルダムを本拠地としていますが、残りの2名は関東在住でしたので、書籍が発行できた後、まだ5名全員が集合できていませんでしたが、今回の公開授業で5名は本を手に写真を撮ることができました(華頂女子高等学校にて)。ありがとうございました。

以上です。