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京都ノートルダム女子大学

多面的な国際交流の充実と高等教育の質向上に向けた国際連携プログラム開発

多面的な交際交流の充実と高等教育の質向上に向けた国際連携プログラム開発の実施活動報告 


平成23年度活動報告


日  時:平成23年11月2日(水)~4日(金)
場  所:オーストラリア・DEAKIN大学(メルボルン)
参加者:小川 光(人間文化研究科 応用英語専攻 主任)


概要

 2009年度の文部科学省採択事業「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」の指針である「多面的な交際交流の充実と高等教育の質向上に向けた国際連携プログラム開発」の一環として、オーストラリア・DEAKIN大学(メルボルン)で行われたカンファレンスに、2011年11月2日から11月4日の間参加した。
 このカンファレンスは、DEAKIN大学が毎年自学の教員を対象に実施する、高等教育の質の保証・向上のためのものであるが、筆者のそれへの参加は、コンソーシアム京都による上記事業携校の教員の派遣というかたちで実現したものである。このカンファレンスの目的自体は、本学や今日の日本の大学で行っている「授業評価」Faculty Development(以下FD)の内容と基本的には同一のものであるが、同大学のこのカンファレンスにおける討議は、質と量の両方において日本の大学が行うFDの活動と比較すべくもない実質的なものであり、われわれは多くを学ばねばならないという感を強く持った。
 実質2日間のカンファレンスでは、両日とも午前と午後の部がそれぞれ5つのセッションに分けられ多様なテーマを扱う仕様になっているので、DEAKIN大学の教職員である参加者たちは、プログラムで確認して各自の属する部署の仕事内容に関連した、あるいは個人的に興味のあるセッションの会場に赴き、学ぶべきことを学びとり今後の教育、仕事の参考にするのである。基本的には、あらかじめ決められている一人または複数の発表者による発表形式のセッションであるが、最後の質問タイムでは詳細な議論も聴かれ、参加者の同大学の教育の質の向上への真摯な姿勢が強く感じられた。要は1大学の単なるFD集会ではなくカンファレンスと称するように、基調講演に始まり、セッションの合間の軽いスナックや飲み物などリフレッシュメントの周りでの部署間相互の交流、昼食時のポスターセッション、パネル・ディスカッションなど、完全にひとつの学会の仕様である。2日間にわたるすべてのことを、同大学の教育の実質の向上に収斂させようとする熱気が感じられ、ここにこそわれわれが学ぶべき多くがあると考える。
  筆者は両日とも午前と午後のセッションに積極的に参加したが、コンソーシアム京都へ提出した報告書は、開幕基調講演 ”The new assessment agenda: equipping students for the challenges of learning and assessment beyond graduation” 『新たなる評価方法の今後:学生の卒業後の学びと評価のための環境整備』(デイヴィッド・ボード氏、Sydney工科大学)および”Teaching students from low socioeconomic backgrounds: new pedagogies or just good teaching?”(マルシア・デヴリン氏、ジェイド・マッケイ氏、DEAKIN大学)『低収入社会層出身学生への教授法:新しい教育法が必要性か、単によい教授法で十分か』に関するものであった。これらの題目には特段の斬新さは窺えないものの、講演者、発表者たちの、最新の研究の成果によるリアルタイムの当該事例や事項の扱いは大変説得力があるものであった。
  コンソーシアム京都への報告書には、及ばずながら自大学への応用または自大学における問題点として、カンファレンスで得た率直な印象をもとに可能なかぎり抜本的な指摘をし、また、その内容が自大学での導入または活用可能な取組となることが望まれるとした。本学においても、本学の教育・研究の質とその評価の実質的にして積極的な向上のための、このようなカンファレンス様の全学規模の機会が、早期に催されることを提案したい。

 基調講演  大セッション
 
David Boud
(デイヴィッド・ボード氏 基調講演)
 セッション
Copyright: pp 12-13, 2011 Institute of Teaching and Learning Yearbook, Deakin University. 
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活動報告
平成23年度実施活動報告
      

          
                






文化芸術都市京都の文化遺産の保存・活性化を支える人材育成プログラムの開発・実施