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京都ノートルダム女子大学

文化芸術都市京都の文化遺産の保存・活性化を支える人材育成プログラムの開発・実施

文化芸術都市京都の文化遺産の保存・活性化を支える人材育成プログラムの開発・実施の実施活動報告

平成22年度実施活動報告

国際シンポジウム「京都二つの顔:Colloque Kyoto recto/verso」を開催

日 時:平成22年11月2日(火)
場 所:フランス、パリ日本文化会館
参加者:野田 四朗(人間文化研究科 人間文化専攻 教授)


 平成22年度「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」(戦略GP)に基づく4大学(京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都市立芸術大学、京都ノートルダム女子大学)及び京都市との連携による取り組み「文化芸術都市京都の文化遺産の保存・活性化を支える人材育成プログラムの開発・実施」の一環として、フランスのパリ「日本文化会館」で2010年11月2日に開催された国際シンポジウム『京都二つの顔:Colloque Kyoto recto/verso』に、本学を代表して参加し、国際政治を専門とする立場から意見を述べた。
 セーヌ川のほとりにあり、エッフェル塔のすぐ横に位置するパリ日本文化会館の一階にある小ホールで開催され、満席の盛況を博し、約100人近いフランス人の聴衆が熱心に講演者の話に耳を傾けた。最初に、今回のシンポジウムでコーディネーターを務めた京都工芸繊維大学の澤田美恵子先生からプロジェクトの趣旨として、理系と芸術系それぞれの分野による科学と芸術の融合を目差したとの説明があった。具体例として、日本の伝統工芸からインスピレーションを得て若い学生たちが創った作品群が紹介された。次に、京都生まれ、京都在住のエッセイ作家であり、謂わば「京都の生き字引」のごとき存在である石橋郁子女史が、京都の主要な祭りを紹介する中で、その歴史的な意味を説明すると同時に、庶民の生活や祭りに継承されながら、庶民さえ知らない宗教的な原点について解説を行った。
 澤田・石橋両氏による発表の後、15分ほどの休憩をはさみ後半の部では、フランス国立科学研究センター(CNRS)の研究部長で、新潟大学教授でもあるフィリップ・ボナン(Philippe BONNIN)氏が、自ら好んで散策する京都三条界隈の何気ない風景や街の様子、人々の暮らしを、フランス人の目を通して紹介した。最後に、西洋建築史及び建築論・建築意匠の専門家である京都工芸繊維大学の西田雅嗣先生が、京都の御所や代表的寺院などを例として挙げつつ、そこから読み取れる意味について、専門的な知識を駆使して解説を行った。
 そうした中で、京都の文化遺跡や建築物に専門的造詣が無い私は、むしろ国際政治並びに比較文化を生業とする研究者であると同時に、本学におけるフランス語教育の責任者という事もあり、直接フランス語で、20世紀の大きな節目となった第2次大戦期を通して見た京都という街の「歴史的幸運」について私見を述べた。なお、1970年代前半にパリで青春時代を過ごし、その後も定期的に戻る生活をしてきた私にとって、毎回妙に不思議に感じられるのは、当時の建物がそのまま残っている場所が圧倒的に多いことである。石造建築で地震がないパリならではの事であろう。やはり、パリはいつもパリの匂いがする。

国際シンポジウム「国際シンポジウム」 国際シンポジウム「国際シンポジウム」
国際シンポジウム
『京都二つの顔:Colloque Kyoto recto/verso』
 
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