こども教育学科

まもなく小学校教育実習がはじまります

2024-08-26
学科のまなび

 こども教育学科で小学校教員をめざしている学生たちは、3年生の秋に小学校で教育実習を行います。約一か月のあいだ、小学校の学級に入らせてもらい、担任の先生の指導を受けながら、こどもたちとかかわり、授業をします。先日、大学では、その教育実習に向けての最終的な事前指導を行いました。具体的には、どの学生も、学習指導案を作成し、他の学生たちにこども役を引き受けてもらって、模擬授業をしました。授業のあとには、教科の専門の先生やこども役の学生たちとその授業について振り返り、教育実習に向けての自分の課題を認識しました。

5年生の社会科の模擬授業に挑戦している学生の様子

 
 写真は、5年生の社会科の模擬授業に挑戦している学生の様子です。日本のあたたかい地方に暮らす人々の生活を理解することをねらいとした授業です。彼女は、こども役の学生たちに、沖縄の家の写真と自分たちの住んでいる京都の家の写真を提示し、両者の構造のちがいを発見させて、それが何によるものなのかを探究させました。社会科の授業をデザインする上でもっとも肝心なことは、こどもたちの関心を惹く生きた資料を用意して、それらが何を意味しているのかをこどもたち自身に読み取らせ、考えを深めるということです。彼女の授業のデザインは、その要点をしっかりと踏まえたものでした。
 この秋の教育実習をとおして、多くのことがらを学び、「教師のたまご」としてよりいっそう成長してくれるにちがいありません。


担当:田中 裕喜

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