社会情報学環

オープンキャンパスでミニ講義「話題のチャットボットChatGPTの文章作成法とは」を開催します

2023-04-18
学科のまなび
研究

こんにちは

社会情報課程の北村です。

私の研究分野は情報科学(自然言語処理)です。4月30日のオープンキャンパスでミニ講義「話題のチャットボットChatGPTの文章作成法とは」を開催します。そこで、今話題のAIチャットボット、ChatGPTに京都ノートルダム女子大学の魅力を聞いてみました。

なるほど。。。誰にでもわかるように、わかりやすく、箇条書きでまとめてくれています。「女性が自分らしく輝けるような教育環境」というのも頷けます。
学生さんは、皆さん活き活きされています。

が、よくみると、「京都市北区」となっていますが、これは、「京都市左京区」の間違いです。


ChatGPTは、自信がないことでも、さも事実かのように平然と嘘をつくようです。これは、ChatGPTも人間のように、持っている知識を総動員させて、より日本語らしい文をカッコよく作ろうとします。そのせいで、(おそらくですが)「北区にある北山駅が最寄駅の京都ノートルダム女子大学」という知識の “北山駅が最寄駅の” がすっぽり抜けて、「北区にある京都ノートルダム女子大学」と思わず出力したのでしょう。
ChatGPTの知ったかぶりには要注意です。

次に、欠点を聞いてみたところ、、、

次に恐る恐る、「ノートルダム女子大学の欠点を教えて下さい」と尋ねてみました。

という返事が返ってきました。AIとはいえ良識をもっているようです。
そして、さらに、大学選びのアドバイスもしてくれました。

さて、このChatGPTって、いったいどんな仕組みで動いているのでしょうか?

ChatGPTは、インターネット上の大量のデータ(文庫本に換算すると約2億2500万冊以上)を用いて学習を行い、大規模言語モデルを作ります。
そして、そのモデルを用いて、ある単語の並びが続いた時に、次にどんな単語が来るのかを予測します。
つまり、人間の質問は、次の単語を予測するヒントとして使われ、その次の単語、その次の単語、、、というように、単語を次々予測していき、回答を作るのです。

さらにもっと詳しく知りたい人は、4月30日のオープンキャンパス、ミニ講義「話題のチャットボットChatGPTの文章作成法とは」に是非、ご参加下さいね。

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