心理学科
京都いのちの日のイベントに参加しました ー自死対策カレッジ会議の活動よりー
皆さん、3月1日は何の日かご存知でしょうか。
京都府では3月1日を「京都いのちの日」と定め(「京都府自殺対策に対する条例」(平成27年4月1日施行)、府民の自殺に関する関心と理解を深めるために、府内各地で様々な自殺防止等の取組みを実施しています。その一環で若者に向けた対策として「自死対策カレッジ会議」が設置されており、今年度も府内5大学の学生が参加。
そして3月1日は、参加学生さんたちと京都府職員の皆様が企画したイベント「京都いのちの日メッセージ展」が開催されました。
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メッセージ展のチラシ
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メッセージ展会場
「自死対策カレッジ会議」には、本学心理学研究科から3名の学生が参加。京都府自殺対策推進協議会会長として本学名誉教授の河瀬雅紀先生が携わっておられ、学生課の田中課長も調整役で支えてくださり、実習や修士論文研究の合間を縫って1年間の活動をやり遂げることができました。
今年度の活動は昨年度からさらにバージョンアップ。5月には京都府職員の皆様、河瀬先生、龍谷大学、京都文教大学、京都橘大学、京都府立大学、本学の教職員が集まる打ち合わせから始まり、6月からは各大学の学生さんも集い意見交換を実施。京都府精神保健福祉センター見学や学習会、ゲートキーパーについて動画視聴による研修、自死対策シンポジウムなどにも参加しました。
また、10月からはメッセージ展のイベント準備で5大学の学生が協働してイベントブースやグッズの企画制作を行いました。企画グループごとに学生が主体的に進める形でしたが、予定の調整に苦労したり、お互いに気を遣ったり、戸惑ったり、大変だったと思います。お互い協力して出来る時に、出来るパートを分担、協力してできたグッズはとても素敵な仕上がりでしたし、各ブースには工夫が凝らされていました。
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まゆまろが盛り上げに来てくれました
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学生さんたちが企画・作成したグッズ
本学の学生は他大学学生と協働で「メッセージボード」の作成に携っていたため、学内の食堂前や事務棟1階ロビーにメッセージ募集のコーナーを作らせていただきました。在学生、教職員の協力のおかげにより多くのメッセージが集まり、5大学の中では一番たくさん集めることができました。この場をお借りして御礼申し上げます。
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カラフルなメッセージボード
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学内のメッセージ募集コーナー
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まゆまろと記念に!
イベントも無事に終わり、3月12日には振り返りのオンライン会議で来年に向けての改善点など意見交換を行い、今年度の活動は締めくくりとなりました。
参加学生からは「1年を通じて様々な体験ができる活動でした。いろいろな勉強会があり、最後にはイベントを企画・実施できました。参加形態も緩く設定されていたので、これからも多くの学生が参加してくださったらいいなと思いました。」といった感想がありましたし、カレッジ会議では本学学生のSさんが司会を担うなど、エネルギーを注いで活動してくれていたことが印象深く頼もしい限りでした。
学内では、活動を称え学長奨励賞を頂くご褒美もついてきて、喜ばしいひとときを過ごすこともできました。
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本学学内では学長奨励賞を受賞
それぞれの学生さんにとって貴重な経験の機会を頂きましたこと、ご支援くださいました皆様には感謝申し上げます。
報告者:薦田未央