こども教育学科

京都市立葵小学校での観察実習

2024-07-16
学科のまなび

 幼稚園での実習に続いて、6月20日に京都市立葵小学校での観察実習を行いました。
 これらの学習は、教育の現場を肌で感じて、「幼児教育」「初等教育」の2つのコースの選択に活かそうとするものです。通常、教員養成課程のある大学では、ボランティア活動や教育実習などではじめて現場を体験することが多いのですが、本学ではまずそれぞれの教育現場を実感して自分の進路を決めることができるよう、一回生前期の授業で、このような実習を行なっています。コロナ禍で休止せざるを得なかったのですが、5年ぶりの再開です。
 まずはじめに、校長先生から葵小学校の概要についてお話しいただきました。周辺には京都ノートルダム女子大学をはじめ、3つの大学があるほか、世界文化遺産である下鴨神社、植物園やコンサートホールといった施設も多く、保護者や地域の方の教育的関心も高い地域であるとのことでした。また、「対話する学校」を学校教育目標に掲げ、教育活動を進められていることも伺いました。
 その後、6つの班に分かれて授業を参観させていただきました。まだ各教科などの内容や指導法について学習していない一回生ですが、「先生の一つの発問から、色々な意見が発表され、話し合いが行われている。」「さまざまな考えを受けとめて、対話につなげる先生の指導がすごい。」など多くのことを学んだようです。
 参観後、こどもたちが個人用P Cを使いこないしている姿に接したある学生の「私はあまり得意ではないのですが…」との言葉に、校長先生から「学校はチームで行動します。学年のチーム、低学年・中学年・高学年のチーム、学校のチーム…、得意な人が苦手な人をサポートし、協働して進めます。時にはこどもたちが教えてくれることもありますよ。」とのアドバイスをいただきました。

授業参観の様子

 一人一人の教職員の方が、しっかりとこどもと向き合い、「対話」しながら協働してお仕事をされている姿に触れ、「私もこんなチームの一員として仕事がしたい」…そう思った学生も少なくなかったようです。

担当:藤本 陽三

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